スィーツファイヴ
- カテゴリ:日記
- 2025/06/06 00:47:34
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とある日の深夜の神社…。
「ふふふ…。最近の神社はお賽銭に小銭禁止とかふざけたこと言いやがる!
1万円を全部1円玉に両替してきてやったわ!
あとはこれを賽銭箱に投げ込んでと…」
男が一円の山を賽銭箱に投げ込もうとしたとき、頭上から声がした
「まてぃ!」
「だっダレダ?!」
さっきまで真っ暗だった屋根の上に、逆光のライトが当てられ
4つのシルエットが浮かび上がる
「天知る、地知る、人ぞ知る! お前の秘密を知っている!」
「なっなんだ?」
「あらゆる悪事を憎み、小さな悪も決して許さない!
燃える赤は薔薇の赤!スィーツレッド!
熱い赤は唐辛子の赤!スィーツレッド!
焼き立ての赤はなんで赤?スィーツレッド!
もう赤は増やせないと言われたので青!スィーツブルー!
我ら5人合わせて! スィーツファイヴ!!!」
神社の屋根の上で激しい爆発が起こり、その煙は4人を飲み込む
「ゴホッゴホッ、ストップストップ 今日火薬多くない?」
「つか風向きが悪い、煙の方向考えてよ」
むせるスィーツ5面々を見て、男は1円玉を地面にばらまいていた。
「ちょちょちょちょっと待ってね、
突っ込みどころ多すぎて混乱してるんやけど」
「まず君は?」
「燃える赤は薔薇の赤!スィーツレッド!」
「で、君は?」
「熱い赤は唐辛子の赤!スィーツレッド!」
「ほなら君は?」
「焼き立ての赤はなんで赤?スィーツレッド!」
「青はええわ、レッド多すぎやろ!!
薔薇はいいわと思ったけどスィーツ関係ないし
パンケーキはまあスィーツやけど赤入っとらんし
唐辛子ってなんだよ? お前はうどんやろ!」
「自分うどんには七味掛ける派なんで」
「いや知らんがな! だいちなんでうどん?」
「お米高いんで…」
「そういうこと聞いてるんじゃないで? なんでスィーツにうどんなん?」
「自分に言われましても、そうだったとしか…」
「だいたいファイヴっていう割には4人しかおらんじゃん!
も1人どうしたん?」
「レッドは音楽性の違いとか言うのでふてくされてまして」
「え?もう一人もレッドなん? 音楽性ってなに?」
「バチの握り方で相容れないことがありまして」
「バチって太鼓のあれ? おたくらどういうグループなの?」
「ハッハッハハハ
天知る、地知る、人ぞ知る! お前の秘密を知っている!
あらゆる悪事を憎み、小さな悪も決して許さない!
燃える赤は薔薇の赤!スィーツレッド!
熱い赤は唐辛子の赤!スィーツレッド!
焼き立ての赤はなんで赤?スィーツレッド!
もう赤は増やせないと言われたので青!スィーツブルー!」
「いやもっかいやってくれないでいいのよ!
それであなた方はこんな深夜になんでこんな静かな神社で
大騒ぎしているわけなの?」
「悪の気配とか感じたから」
「感じたから」
「感じたから」
「感じたから」
「いやいや、やけにふわっとした理由きたーー
そんな理由で僕を悪人判定ですか? お巡りさん冤罪ですよー」
「お前はなにもわかってないな」
「へ? どういう?」
「正義の反対はなんだ?」
「んー?まあ悪かな?」
「そうだ!では正義が殴る対象は何だ?」
「悪人かな?」
「その通り! じゃあわかったな?」
「え?どういうこと?」
「頭の悪い奴だな、正義が悪を殴るのではなく」
「正義が殴ったものが悪になるのだ!」
「それゆえ我々は誰にも非難されない!」
「いくぞ!スィーツファイヴ!! 悪を叩きのめせ!」
「そんなバカなーーー!!」
こうして悪事は未然に防がれた!
しかし第二、第三の悪人がまだまだ潜んでいるに違いない!
戦えスィーツファイヴ、悪が滅びるその日まで!!
うーん どうなんでしょ?
この人1万円お賽銭しに来ただけなんですよねw
よね?
赤4青1とかいうバランスのわるい戦隊でしたね~
たまにこういう謎のインスピレーションが降りてくるんですよねw
またなにか思いついたら書いてみます!
あの時、ちょっと戦隊っぽい並びだな~と思ったんですよw
ちょっと書き出してみたら、思いの外長文になってしまいましたね~
長すぎると読まれないんですけどw 久々に楽しく書けました~
ふてくされてるレッド気になりますw
なんか久々に写真撮ったので、筆が乗ってしまいましたw