Nicotto Town



【小説】先生を好きになってもいいですか?(改)⑥



【チョコ連れていかれる】

6月ーーーー

楽しい時間は続かないもので、チョコの存在が見つかっちゃって、保健所に連れていかれた。

私はいつものように十字塔のチョコのところへ行った。
そこには、落ち込んでいる水原先生が居た。

「どうしたんですか?水原先生。」
「チョコがいないんだ。」

そこに用務員の先生が通りがかって、
「ああ、そこにいた仔犬は、さっき、保健所の人が連れて行ったよ。」
って教えてくれた。

私はびっくりして、
「保健所!?チョコ処分されちゃうの!?」
って叫んで、泣いてしまった。
水原先生も涙目のくせに、私のことを慰めてくれた。
「大丈夫だよ。すぐに処分されるわけじゃないよ。」
「里親が見つかれば、幸せに暮らせるよ。」




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