Nicotto Town



じゃあね!





どんなに綺麗な言葉より 
どんなに熱い眼差しより 
「好き!」 
の一言がいちばん嬉しかった 

君だけを見つめ 
君だけの声を確かめ 
君だけのことを感じ取り 
君だけのぬくもりを抱きしめる 

音もなく 静かで 
色もなく 透明で 
でも、いちごのように甘く
ビロードように滑らかで

君だけを探り 
君だけを想い 
君だけに唄う 
君と出会う前 
景色はいつも同じだった 
でも出会ったあと石ころ一つ
木々の葉一枚さえ違って見えた

笑って話す二人の間に 
「じゃあね」という言葉は嘘みたいだった 
どんなに忘れようとしても 
君と過ごした鮮やかな思い出が 
少しも色あせない 
過去があまりに鮮やか過ぎて 
前になかなか進めない 
隠した想いが 
君に気づかれないようにして 
笑顔の中に少しだけ溢れた 







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