随意契約と言う庶民にはよく分からない単語を出してきたが、備蓄米の放出イコール販売なのだから、入札と同様に値段の高い業者に販売することに変わりない。米の値段を下げたければ安く販売しなければ値段も下がらない。随時契約でも入札とほとんど同じだが、契約業者が絞り込まれてしまうし、どう見積もりを取るのだろうか。販売するのだから安い業者を選ぶなら全員0円と言うかもしれない。仮に備蓄米をどんなに安く放出しても、流通取引でコスト増はやむを得ないから、安くすることは難しいだろう。ましてスーパーに玄米である備蓄米を直接販売すると言っても、精米や袋詰めはスーパーがやるのだろうか。かならず業者が入るはずだから、ガソリン代やら人件費増(賃上げ)などでコスト増の現状では、経費も価格転嫁される風潮もあって、必然的に商品の価格は値上がりするのが普通だ。コメ5キロが3,000円台と言っても、1円から999円の幅がある。もし純の備蓄米の古米(これからは2022年産以前だろう)だけで販売するなら、3,000円台も可能だ。だが5,000円のコメをブレンドすれば4,000円かもしれない。ただし新米と古古米をブレンドして売る邪道はするはずがない。だから古古米の備蓄米については、ブレンドすると売れなくなる可能性もある。ところであと3か月ほどで新米が出てくるが、古古米とブレンドなんかしたら食えなくなるから、新米はそのまま新米として販売される。とりあえず備蓄米を放出しておけば、安い備蓄米は売れるだろう。古いコメを選ぶか新米を選ぶか消費者の自由だが、それができるのも今年だけだろう。備蓄米が無限にあるわけではないから、備蓄米が底を突いたら、輸入米に頼るしか思いつかないなぁ。独り言でした。
今日の話ではネット販売もありそうだが、備蓄米(古古米)の直販と言うことで2,000円台は可能かもしれないが、高齢の一人暮らしなら精米したコメ5キロが欲しいだろう。高齢者にネット販売は、全く無意味になる、やはりスーパーの店頭に並ぶコメはひっ迫する可能性はありそうだ。ところで備蓄米(古古米)は、家畜のエサ用だから安いのは当然だが、問題は今年の新米をいくらで販売できるかだ。今年の稲作農家は円安の影響を大いに受けているので、2,000円なんて言う値段で販売などしない。新農水相が備蓄米販売に気合いを入れるのは良いが、備蓄米を処分した後の対策が、大きな課題となることは確実だ。
ところで次の備蓄米は、6月上旬に2,000円台でスーパーの店頭に並ぶと見通しを示した。なぜ2,000円台になるのか不思議に思うだろうが、すでに備蓄米は2024年産と2023年産は放出済みだが、他の新米とブレンドしたことによりそれほど安くならなかった。だがこれから放出する備蓄米は、2022年産以前の古古米となるから、新米とブレンドすることは常識的に出来ないから、そのまま古古米として販売するしかないと推測する。つまり家畜用の飼料米になる古古米なので、主食用米に比べれば必然的に格段に安くなる。ただ心配されるのは、普段食べている新米と同様の炊飯を行った時に、美味しく炊けるかと言うことだ。そもそも冷蔵倉庫に入っていたからと言って、自分でも3年前の古古米など食べるチャンスが無かったので、まだ自宅在庫はあるが試しに買ってみたいと考える。ただあらためて気になるのは、6月に全国のスーパーの店頭に並べられるのか、スーパーのコメは精米されていなければならない、米の精米にはかなり時間がかかるのだが、精米工場がそんなに多くあるのか、疑問でしかない。本当に6月に店頭に並べられるのか、注視しておくべきである。
さて長野県の農協系スーパーでは、3月放出の備蓄米5キロを税抜き2,990円で販売しているので、ブレンドしなければ飼料米と変わらないので、安く販売できるのだ。だから他の新米は、1,000円ほど高いらしいが、どれを買うかは消費者の選択で良いのではないか。美味いコメは高くしなければ、農家はやる気が無くなることは確かだ。自分だったらそう考える。ただ問題は、備蓄米が無くなったときは、すべてのコメが高くなる。その時政府の対応は、どうするんだろうか。いつまでも国民に古古米を食べさせるのか、古古米だって無限にあるわけではない、今年の新米価格を
ところで今日は、畑のジャガイモが3センチほどに育っていたので、慌てて土寄せを行った。ジャガイモは地表近くに実を付けるので、土を被せてあげないと緑色に変色してしまい食べられなくなるから、気を付けなければいけないのである。今年も新米の値段は高騰する可能性があるので、ジャガイモで嵩増しを考えているため、貴重な食材なのだ。それからコメのバックアップ野菜として、ヤツガシラ芋、サツマイモを植え付けてあるので、食べるものが無いという戦後の暮らしのような状況にはならない防衛策は検証してある。