重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/04/23 19:38:29
【フローラS】年によって多少のばらつきはあるけど基本的には前半からスローか中盤中緩みがあってラスト3~4Fあたりからスパートが基本形。世代限定の牝馬重賞としてはここまでで最長距離で初めての距離になる馬も多く、ここに出てくる馬の大半は桜花賞の切符を逃した馬やデビューが遅れた馬。立ち位置としては青葉賞と同じような感じで差しが決まってもおかしくはなさそうやけど、実際には内や前有利の傾向が強くここ数年は特に顕著。この辺りはまぁ東京2000が初角までの距離が短く内や前有利になりやすいことや開幕週に行われることが要因として大きいんかなと。血統ではステイゴールド、トニービン、ロベルトといった欧州のスタミナ色強めな血が目立つ。
エストゥペンダはフェアリーS、クイーンCとハイペースで流れた重賞で連続3着。一方スローで流れたレースでのパフォーマンスはここまで低調でサートゥルナーリア産駒としては珍しくある程度流れた方が良いタイプなんかなと。まぁ、馬体が増えてきてるように単に成長しただけかもしれんけど。ゴーソーファーはフラワーC3着の実績はここでは上位やけどスタートが遅かったり出遅れたりと現状前付けするのは難しそう。血統的にキレッキレの脚を使うイメージはないし開幕週で差し切れるかどうかは微妙なところ。ヴァルキリーバースは前走フリージア賞で同コースで勝ってるのはアドバンテージやし下した相手もダノンシーマやフクノブルーレイクなら弱くはない。ただこれも現状前に行けへんのがね。この時は向正面で早めに動いたけど多頭数で同じ競馬が出来るかどうか。フェアリードール牝系で本質的には機動力や持続力を活かせる小回りベターかもしれんけどスタミナが問われるこのレースなら悪くはないか。ブラックルビーは前走1勝Cは同コースのフラワーCより時計は速いけど時期が違うからね。同じ日の未勝利戦より0秒8速いだけとなるとどこまで価値があるか。大箱コースも初で強くは狙いにくい。グローリーリンクは未勝利戦が既走馬相手の完勝、エルフィンSもそこそこメンバーが揃ってた中での2着でどっちも荒れたタフ馬場やったから評価は難しい。ただ血統や走り方を見てるとタフ馬場専用機とは思えへん。ある程度位置も取れそうやし面白さはあるかな。穴っぽいところではまずルクスジニア。前走君子蘭賞の勝ち時計は同じ日の毎日杯より0秒1速かった。ペースが違うから価値が上とは言わんけどなかなか優秀な時計なのは間違いない。あとはカムニャック。ここ2走マイルを使われてるけどダンシングキイ一族で少し忙しい。新馬戦以来の中距離で。あとはこれも前走のクイーンCはハイペースのマイル戦は流石に忙しかったロートホルン。未勝利戦の勝ち時計は優秀で中距離で改めて。