穀雨
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- 2025/04/20 14:56:09
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こんにちは!低気圧や前線の影響で、日本海側を中心に曇りや雨。
北陸から北海道までは雷雨の所も。
沖縄は雨のち曇り。
気温は全国的に平年より高い。
【穀雨】 こくう
☆穀雨とは、暖かな春の雨が穀物を潤す時期のことです。
<概要>
〇穀雨
桜が散り、4月下旬になると、
いよいよ初夏を彷彿とさせる梅雨(つゆ)を告げるかのような、
雨がよく振る時期に入ります。
穀雨とは、まさにこの雨の多い時期を表す言葉です。
@2025年の穀雨の日
4月20日(日)です。
@2025年の穀雨期間
穀雨の前の節気は「清明(せいめい)」で4月5日頃~4月19日頃までです。
したがって穀雨は、
新暦(現:太陽暦)でいいますと、4月20日頃を指します。
もしくは4月20日頃から始まる節気(期間)を指します。
★穀雨の場合
その次の節気である「立夏(りっか)」の、
前日までとなる「4月20日~5月4日頃までとなっています。
ただし、年によりましては1日前後します。
@穀雨は「特定の日」ではない
☆二十四節気(にじゅうしせっき)
半月単位で節気が区切られています。
二十四節気とは1年を24つに分けて、
それらを一つずつを「節気」と定めています。
その節気に季節を司る言葉を付したものが二十四節気です。
1年を夏至と冬至の2つに分け、
さらに春分と秋分の2つに分けて4等分にします(二至二分)
・365÷4=91,25日
二十四節気は、この二至二分を基軸としています。
そして、それぞれの中間に立春、立夏、立秋、立冬を入れて8等分したのが、
約45日間ずつの「八節」です。
・365÷8=45、625日
さらに、八節を15日ずつに3等分したものが二十四節気です。
現行の二十四節気は、立春,立夏、立秋が、
各季節(四季)の先頭に来るように配置しています。
二十四節気は中国から日本に伝来した生粋の中国文化ですが、
中国と日本の季節感(動物・植物・気象等)が異なる為、
日本では江戸の改暦(1842年/天保改暦)を経て、
明治の改暦を経ながら日本の季節感に沿わせるように改定されています。
*日本の季節感・・・物候(ぶっこう)といいまして、
昔から季節に伴う現象
節気は各月に2つ存在しまして、
毎月「節」と「中」の節気が交互に来るようになっています。
・節:「正節(せいせつ)」ともいいまして、「節気」とも呼ばれます。
各月の前半に配置されるのがこの節です。
・中:「中気(ちゅうき)ともいいまして、略称で「中」とも呼ばれます。
現行の二十四節気は中国の太陰暦を補完する目的で、
逆の発想で太陽を参照して作暦されていますので、
現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に至りましても、
極度に形態を変えることなく、そのまま使用され続けています。
■半月
約15日になります。
@穀雨は旧暦で表記すると
3月最初の節気の次の節気となる「三月中(辰の月の中気)」であり、
具合的には3月下旬から4月初旬です。
☆穀雨の次の節気である「立夏」
「四月節(己の月の正節)」です。
★穀雨の前の節気である「清明」
3月最初の節気となる「三月節(辰の月の正節)」です。
現行の定気法(ていきほう)では、
太陽が黄経約30度の点を通過したあたりになります。
☆定気法
1844年(天保15年/江戸後期)の天保暦より使用された暦法であり、
太陽が行動を15度ずつ進むたびに節気を設けた暦法になります。
定気法は、それまでの平気法を改定した暦法です。
■平気法
中国暦における二十四節気を配置する方法の一つです。
節気間の時間が均等であることからこの名があり、
恒気法(こうきほう)ともいいます。
黄道を24分割する定気法が空間分割法とも呼ばれることに対し、
平気法は時間分割法とも呼ばれています。
冬至から翌年の冬至までの時間を24等分して導き出します。
こうして導き出された約15日ごとの分点に、
節気と中気を交互に配しました。
@「穀雨」の言葉の意味
本来この時期は「行く春」という季語もある程、雨が多い時期です。
時として初夏を感じさせる程、
気温が上昇して蒸し暑さを覚えて、夏の訪れを予見させます。
穀雨とは「穀」と「雨」に分けて考えますと、その意味が分かります。
☆穀雨
「穀物」を意味しまして、この場合の雨は「春の雨」を意味します。
即ち、纏(まと)めますと、穀雨とは・・・
・穀物の生長を促進させる春の雨
・穀物類を発芽を促す春の雨
このような意味があります。
★注意点
穀雨とは雨量の多さを意味することではありません。
あくまでも主眼は・・・
「春の降雨が穀物の生長を促し、発芽させる頃合いである」
このような意味があります。
@「穀雨」の言葉の由来
・雨生百穀(うりゅうひゃっこく)
・百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)
穀雨とは「雨生百穀」とう言葉が派生して誕生した言葉ともいわれています。
☆雨生百穀
雨が百穀を生長(成長)させるという意味合いの言葉です。
■百穀
「ひゃっこく」と読みまして、「100種類の穀物」という意味ではなく、
「様々なあらゆる穀物」という意味があります。
@この穀雨時期の雨は「春雨」と呼ばれる
穀雨の時期は雨がよく降る時期とされることから、
この時期に降る雨は別名で「春雨(はるさめ)」とも呼ばれています。
□春雨
梅雨の時期のドシャドシャ、パサパサと豪快に降り注ぐ雨ではなく、
静かにパラパラパラと降り注ぐ穀雨時期特有の雨のことです。
春雨の恩恵を受けて、
日増しに野菜や野に咲く草花は雨の恩恵を受けてすくすくと生長します。
又、この穀雨の時期に樹木の葉はすくすくと成長しまして、
穀雨が終わる頃には青々と隆々(りゅうりゅう)とした葉を実らせます。
@「百穀春雨」の由来が穀雨
春雨から派生した言葉に「百穀春雨」と呼ばれるものがあります。
★百穀春雨
「百穀(様々なあらゆる穀物)を潤し、発芽させて生長させる」
このような意味合いがあります。
穀雨の時期は雨がよく降ることから作物を育てるのに適した時期でありまして、
この時期に種蒔きも行われます。
☆解釈
太陽の恵みともいえる日照りが続く夏を迎える為に、
種蒔きをして田畑の準備を整えた頃に、
優しく降り注ぐ春の雨等といった解釈になります。
問題 穀雨の暦便覧(こよみびんらん)からですが・・・
「春雨降りて百穀を生化すれば也」
上記の意味を教えてください。
1、春の雨は豊かな穀物をつくる
2、春の雨によってあらゆる穀物は生長する
3、春の雨によってあらゆる穀物を収穫することが出来る
ヒント・・・〇生化(せいくわ)
生化学(せいかがく)にあるように・・・
・生物を成り立たせる
・生物を〇〇させる
こういった意味があります。
@春雨・百穀
春に降る、時に梅雨のような表情を見せる雨のことで、
百穀とはあらゆる穀物を指します。
お分かりの方は数字もしくは、
「春雨降りて百穀を生化すれば也」の意味をよろしくお願いします。