Nicotto Town



重賞展望


今週末の重賞は皐月賞・福島牝馬S、アンタレスSの3つ。

【皐月賞】ここ2年はかなりの前傾ラップになってるけどメイショウタバルが暴走した24年を実質ミドルと考えれば過去5年中4年で前後半差ほぼ1秒以内のミドルペース。小回りらしくスパート地点は早めでトップスピードやギアチェンジ力よりスピードの持続力、ある程度の先行力や追走力、コーナーで加速する立ち回りの上手さが問われる印象。とはいえ身も蓋もない言い方をすると大箱向きでも能力が違えば捻じ伏せるからね。まぁ、ワンターンや大箱コースで後方外回ししてるようなタイプは疑う程度で良いかなと。ただ1つ気をつけたいのは例年連続開催のBコース3週目に行われてるのに対して今年はCコース1週目に変更になってること。元々雨で外有利な馬場にでもならへん限り後方外ブン回しは厳しいレースではあるけどその傾向がより強まる可能性はありそう。血統では高速決着の時は主流血統+スピードの血、道悪で低速決着の時は主流血統+スタミナの血といった感じ。

クロワデュノールは新馬戦が破格の時計で6月時点で新馬戦レコード。東スポ杯は一頓挫あって陣営が泣きコメント、大幅馬体増がありながら快勝。ホープフルが終始安全に外目を回しながら余力充分の完勝。負かした馬たちが主要な重賞を勝ちまくったわけやからそらどんだけ強いねんってなるわな。細かいことを言えば前半からハイペースになった時の対応力や道悪適性なんかは未知ではあるけど、スタートは上手いし折り合い面にも大きな不安はない、ベストは大箱やろうけど小回りで大きくパフォーマンスを落とすような不器用タイプでもない。現時点で目立った弱点は見当たらんかな。サトノシャイニングはクロワに食い下がった東スポ杯は落鉄があったみたいやけどどこまで影響があったかは何とも。きさらぎ賞は展開利はあったけど差す競馬が出来たのは収穫。今回初の小回りでどうかやね。配合的にはヘイローのクロスがあってこなせそうやけど結構掛かる面はあるし多頭数やまともに揉まれる競馬も未経験なのは気になる。エリキングはジョバンニを2度下してることからも世代上位の力があるのは確かやけど前走なんか見ても加速に時間が掛かるタイプやしコーナーでの機動力がある方でもなさそうで大箱向きかなという印象。追走面も未知。何より骨折明けの状態面やね。直行ローテが主流と言っても予定通りか否かではやっぱり違う。ジョバンニはホープフルでは最内枠からロスなく立ち回れたのは大きかったけど3着に1馬身以上つけての2着は評価したい。エピファネイア産駒にしては内枠を上手く使えるし、立ち回りの上手さや操縦性があるからまた内枠が引ければ。欲を言えばもう少し前目に付けられれば良いんやけどね。ヴィンセンシオは前走早めにマクって来られる展開は楽ではなかったし強い競馬と言えるけど勝ったファウストラーゼンもホープフルより効率の悪いマクリになってただけに世代トップクラスの力があるかはまだ確信が持てへん印象。葉牡丹賞も力の違いって勝ち方でもなかったし個人的にはそこまで強いようには見えへんのよね。穴っぽいところではまずキングスコール。骨折休養明けの前走スプリングSは出遅れて早めに脚を一気に使うきつい展開ながら3着とやっぱり能力は相当。コーナーでの加速力でフクノブルーレイクに見劣ったように大箱向きやとは思うけどスタートさえ決めれば後方からにはならへんやろうし、ドゥラメンテ×フランケルなら道悪よりは高速決着の方が良さそう。あとはジュタ。ホープフルでは2,3着馬がコーナーでロスを抑えてたのに対してこの馬は終始馬群の外を回しての4着やったことや、若駒Sで下したミッキーゴールドやミラージュナイトも今回人気が想定されるメンバー相手に僅差の競馬をしてることを考えれば人気ほどの力の差はない。前走弥生賞は急遽乗り替わりやったことに加え勝負所でまともに挟まれて戦意喪失で度外視出来る。ドゥラメンテ×スピード型ダート血統なら高速馬場で追走力が求められるのは悪くなさそう。ピコチャンブラックは道悪なら評価を上げたい。ファウストラーゼンは流れが速くなった時にマクリから切り替えて柔軟に対応出来るかどうか次第。





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