重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/04/07 19:46:48
土曜はドバイ国際競走、日曜はいつも通りラップを確認しながら全レース見返しに加えてシングレも見て2日連続の寝不足気味。まぁ、競馬に関することなら睡眠時間くらいなんぼでも削るけど。今週末の重賞は桜花賞、阪神牝馬S、ニュージーランドTの3つ。いよいよ今年もクラシックが始まります。
【桜花賞】短い距離を使われてきた馬も出て来ることで前半のペースは上がりがち。その後中盤少し緩んでラスト決め手勝負。速い上がりを使う馬がズバッと差し込んで来るのがこのレースの基本形。京都改修中の変則日程やった21~23年(Bコース1週目)は内や前での立ち回り要素が強く求められたけど、通常開催に戻った24年(Bコース2週目)は20年以前と同じように外差し決着。となると今年も決め手重視で行きたくなるけど阪神改修直後で馬場が良すぎるからか先週見る限りでは内や前で立ち回る利は明らかに去年より大きい印象。この辺りはまずは土曜見て確認したい。あとは前走馬券圏外から巻き返したのは過去5年でウォーターナビレラとスマイルカナの2頭だけ。ウォーターはファンタジーS1着&阪神JF3着、スマイルはフェアリーS1着と既に重賞実績があったことからも大敗からの巻き返しは容易ではなさそう。血統では普通に主流血統が強い。近年はそれにヌレイエフ≒サドラーズウェルズを併せ持つ馬が目立つかな。
まずは主な前哨戦のレベルを明確にしておきたい。阪神JFは多少雨の影響があったとはいえ勝ち時計はスローで流れた前日のリゲルS(L)より0秒5遅かった。例年同程度になることを考えればレベルは例年と同じかやや下程度かな。何より荒れ馬場+ハイペースの上がりの掛かる競馬になったから高速阪神の桜花賞にどれだけ直結するか。フェアリーSはトロヴァトーレが勝った翌日のニューイヤーSより0秒5遅いだけで勝ち馬の能力は高い。クイーンCはペースの違いがあるから比較が難しいけど翌日の古馬2勝C、3勝Cより速い時計でこれも勝ち馬の能力は高い。チューリップ賞は少し雨の影響があったとはいえ同日の古馬1勝Cより1秒1遅く低レベル。フィリーズRも前週古馬2勝Cより0秒5遅くレベルは高くない。
次は個別に見ていくとアルマヴェローチェは前走阪神JFは荒れ馬場+上がりの掛かる展開がハマった感。ハービンジャー×ダイワメジャーの血統通り高速決着の阪神マイル、特に上がりが速くなってどうかやね。阪神JF2着のビップデイジーはキャサリーンパー牝系やからスタミナやパワーが問われるタフなレースで良さが出るイメージ。そういう意味では前走チューリップ賞はキレ負けといった感じでペースが速くなるのは歓迎。ただまぁ、本質的にはオークス向きかなと。クイーンCを勝ったエンブロイダリーはダイワメジャー系×クロフネらしくスピードの持続力勝負には滅法強いけど、ギアチェンジを求められたり瞬発力勝負やと出遅れてるのもあるけど大したパフォーマンスを出せてへん。そういった特性から決め手が求められやすい桜花賞よりはある程度の基礎スピード面や追走力を求められやすいNHKマイルっぽいイメージ。ただ今年の馬場は追い風になりそう。あとはちょくちょくやらかすスタート。速い上がりを後ろから差すようなタイプではないからね。フェアリーS勝ったエリカエクスプレスも似たようなレースぶりで2戦とも前傾ラップを積極的に前で運んでの完勝。ただエンブロイダリーと違って上がりの速いレースは未経験で良くも悪くも未知の要素が大きい。エピファネイア×欧州の重厚な血統でここまでのスピードと前向きな気性がどこを源泉にしてるのかわからんのも含めて興味深い馬やなと。穴を探すのはなかなか難しいけどリンクスティップは前走きさらぎ賞はハイペースの前崩れを先行して2着は強い内容やしこの時3着やったランスオブカオスは次走でチャーチルダウンズC1着。デビューから中距離を使われてきた馬やから高速決着のマイル戦や速い上がりにどこまで対応出来るか次第ではあるけど能力自体は上位。あとはナムラクララ。姉ナムラクレアと違ってここまではペースが流れた時の方が良いパフォーマンスで走れてる。前走チューリップ賞はスローのキレ負けといった感じで高速馬場の千四的な流れでロスなく立ち回れれば。