Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~夜桜献杯



梅のレアカラーがメガって待望の羽織をゲットした翌日。
まさかのしだれ桜のレアカラーがメガって、
こちらの「しだれ桜羽織(紅)」をゲットできました。
執念かな?

「しだれ桜(紅)」は。
色目として結構、微妙です。
臙脂色に薄紫の桜柄。

ということで、紫系でのコーデが決定。
……なんか最近、紫系のコーデが多い気がする。
下に着せたのは「女袴(桜東風)」(紫)。
背景の「夜桜ひらり」はオリジナルです。

盃を捧げるのは桜にか月にか。











先日投稿した作品のヒーローですが、
ちょこっとだけヴァラキアのイシュトヴァ―ンの
イメージを引きずってました、無意識に。
船乗りから初めて、貿易商になって……という男で、
多分この「元船乗り」というのが引っかかったのでしょう。


さて。十代後半。
私はこのヴァラキアのイシュトヴァ―ンに
それはもう夢中でした。
栗本薫の超大作『グイン・サーガ』のメインキャラのひとりで、
最初期からの登場人物です。

伏線が貼られているので、
「ああ、彼は最終的にゴーラの僭王になるんだ」
という最下層の娼婦の私生児がそこまで下克上する予想が容易。
早くにメイン・ヒロインであるリンダと恋に落ち、
彼女と釣り合うような身分と力を得ようとするが。
なんというか、陽気で自信家であるところが魅力的だったのに、
誤解とかでどんどん堕ちていく。
元々、倫理観に乏しい人物ではあったのだけれど
人も国も踏みつけていくのが悲しくて哀しくて。
とうとう途中から読めなくなってしまいました。


正直に言いますと。
私はイシュトさえ幸せならばそれでいい、スタンスで
この物語を追っていたので。
グインもリンダもナリスもどうでもいい。
アムネリスは気の毒すぎるから幸せになって欲しかったけど。
もうひとつ正直に言うならば。
グイン・サーガで一番面白いのって最初の「辺境編」だと断言する。


作者も途中でお亡くなりになり。
それからも月日は流れて、
本当に先日、自分で話を書いていた時に
ふわっと「あ、イシュト」と思い出しました。
もう何十年ぶり、というのに鮮やかによみがえる超初期の頃の彼。

そしてイシュトに拘らずに俯瞰して物語を眺めることができるようになっていて。
ようやく、腑に落ちたのです。

「あぁ。『グイン・サーガ』って結局、
三国志プラス、
栗本薫版の『アンジェリク』(木原敏江のコミック)なんだ」

当初の最終巻のタイトル『豹頭王の花嫁』って、
リンダしかおらんだろうという予想はついていたのですが。
リンダ=アンジェリク。
つまり、グインこそジョフレだったんだよ!(なんだってー!)
そうなるとナリスはフィリップということになり。
イシュトはまさかの二コラ枠!? まあ悪堕ちしてるしな。
個人的に滅茶苦茶納得したわ。今頃になってな!


木原敏江による『アンジェリク』は、フランスの大河恋愛小説の漫画化作品。
原作は読んでいないけれど、
おそらくかなり日本の少女漫画としての改ざんが
あるんじゃないかなー、と予想。

まあこの漫画ででも、運命に翻弄されるアンジェリクは、
三人の夫を持っていたという。
最初の相手、ジョフレに帰結してのエンドになるので
かろうじて少女漫画の体裁の内……。

何しろ読んだのが十代半ばだったので
あやふやなところも多いんですが。
一番印象に残っているのがですね。
太陽王ルイ14世から愛妾にと望まれて、
そのために既婚の夫人でなければならない
(ので結婚させられた)ということでした。
何しろ思春期の頃に読んでますから、
「うわっ、おっさん(太陽王)気持ち悪い」
でしたw

実際、原作の更にモデルになったのが
ルイ14世の愛妾だったようなので、
まあそういう世界で。
最高権力者に望まれては……という。
中世の倫理観……。

ところで。
私、『アンジェリク』買ってなかったんですよ。
全巻読んでたけど。
そして結構覚えてたけど。
買ってなかった理由は、うん。
アンジェリクの結婚多すぎだと思われます。
あと木原さんの絵があんまり合わなくて
(あのぐりぐりに大きい目が苦手)、
著書、もしかしたら一冊も持っていない可能性……。
いや、好きだった話もいくつかあるんで、やっぱり持っていたかも?


ついでに栗本薫(中島梓)について少し語ろうか。
知って、読み始めた頃。
私、まだBL大丈夫だったんです。
好奇心旺盛な十代でしたので。
『風と木の詩』(竹宮恵子)もリアルタイムで読んでいたし。

何が言いたいかというと。
当時とは違って。
『魔界水滸伝』無理。ないわ。
なんで男がヒロインなんだよ。
今なら全面的に土蜘蛛の味方する。

大学の後輩が「小説ジュネ」が好きな子で、
バックナンバー読ませてもらったことがあるんです。
この頃からBLが微妙にダメになっていくんですが、
読むことはできる状態だったので読んだ。

この「小説ジュネ」の連載に
『中島梓の小説道場』があったんです。
投稿された作品をですね、滅多切りにする
かなり厳しい内容でした。
投稿者、マゾじゃないかと思ったよ。
でも、有意義だったところもあるんだよね。
覚えてないけどw 
当時、そう感じたことは覚えている。

TVのクイズ番組にも出ていたし、
旦那は既婚者を奪ってるしで、
当の本人も話題性のある人でした。

まさに十代の頃。
『グイン・サーガ』の本編よりあとがきを楽しみにしていたんです。
読んでる漫画とかだだ被りで、キャラ愛叫んでて面白くて。

ところがこちらも社会人になって。
「あれ、このあとがき、痛くね?」
という感想に変わっていったのです。
その「痛い」理由のひとつが。
「自キャラの偏愛」。

いや、作者だから、愛を持ってキャラ作って育てるのは当たり前として。
でもそれが行き過ぎると作品の質が落ちる、
と感じるようになったもので。

巻数が多くなると、読者も惰性で読んだりするんですが、
作品として中だるみが発生しやすくもなり。
丁度、そういう時期だったんだろうなあ。
展開が辛くなった(イシュト至上主義だったから)のもあって
距離を取ることに。
まだしばらくは買ってましたけどね。

暴露ついでにもうひとつ。
私、そもそもの最初から。
リンダを好きだったこと、一度もないわ。
自覚なかったけどね!
リンダって、いかにもBL作家の書きそうな
「男(物語)の邪魔にならない女」なんだよねー。
或る意味、逆ハーヒロインだし。


とまあ、色々書いてきましたが。
実は影響、ばりばりに受けていると思われます。
言い回しとかね。文章作法的な方向で。

それに何より。
あれだけの長さを書き続ける集中力というか、
凄いと素直に思います。
『グイン・サーガ』は群像劇でもあるので、
おそろしくキャラも多いし、
戦争とか陰謀とか、私の頭では想像すら無理な描写ができるのもすごいし。
だから概ね尊敬する作家と言っていいのだけれど。
趣味はもう合わないと思う今日この頃なのでした。





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