Nicotto Town



諦めない者だけに、未来は訪れる

息子/娘の双子のダブル大学受験が、実質的には終了をしました。結果的には、ほぼ満額回答となったと思います。

先に行き先を確定させた息子。

元々は美大志望で、受験対策の多くを実技の勉強に充て、学科の勉強はオマケ状態。しかし9月も末になって美大受験から一般大学受験への転向。将来やりたいことが漠然としつつもあって、そのために目指した美大でしたが、そのやりたいことに到達するために、ほんとうに美大に行くことがベストなのかと自問した結果、普通の大学に行って見分を広めることの方が肝要と考えての転向でした。
そしていまさら間に合うのかという周囲の不安を他所に、予備校の先生も驚く成績の伸びを見せました。
本人も意を決しての方針転換でしたから妥協はしたくないと、ボーダーラインから上しか受験しないと宣言。浪人覚悟の受験でしたが、「最低ここ」と言っていた学校には合格。それだけでも驚きではあったのですが、その後の上位の目標校は全滅状態。ところが一番最後に合格発表のあった、今回の受験校の中では最難関高から合格通知が届くという大番狂わせ。


というところまでは、良かったのです。


一方の娘。
12月に実施された某大学の先行試験に合格し、とりあえず行き先は確保。
そしてシーズン本番。初っ端に受験をした第一志望校から、まさかの合格通知。もっとも、本当は併願していた第一志望の学科ではなく、受かることを優先して選んでいた学科ではありました。とはいえ、高校2年生が終わる時点の模試で偏差値30代前半という最底辺学生だったので、本人にとっては望外の結果。
そんな結果が出るとは高校の先生も予想もしておらず、報告を受けた担任の先生は腰を抜かさんばかりの驚きようだったようです。塾の先生はリアルタイムで成績の推移を見ているので、一縷の望みはある、と思っていたようですけどね。


ところが。


ここでとんでもない事態が発生。併願していた同一大学の別学科の入学手続き締め切り日と勘違いをし、他校の結果待ちをしているうちに入学手続き期限を過ぎてしまうという驚愕の大失態。

その辺の手続きは、奥様が抱えていました。もちろん私は奥様まったく信頼してはおりませんので別途の管理はしていたのですが、まさかそこまで馬鹿とは思わず油断をしておりました。
もちろん当の娘は泣いていました。でもそのことに気が付いて衝撃が走った直後、娘の口から意外な言葉が。


「ママは悪くない。親に任せきりにした自分が悪いの」


生まれてこの方、すべてのことに手を出し足を出し口を出さないと気が済まない親に育てられ、おんぶに抱っこで生きてきた娘の口から、この危機的な状況でそんな言葉が出るとは夢にも思いませんでした。

そしてその翌日の朝一番で、ダメは承知で学校の入試課までなんとか手続きをさせてほしいと直談判に行きました。
対応してくれた事務の女性に一通りの事情を話すと、仮に訴えが認められた場合に予想される手続きの流れなどを簡単に説明してくれ、そして上司がもうしばらくしないと来ないので、その間に学校案内でもしましょうと、校舎内をあちこちと連れ歩いてくれました。似たような前例は、時々あったのでしょう。


これは期待できるのかな。。。


しかし、入試関連の責任者が登校し、その他の関係者との協議に入ると、たっぷり30分以上は協議が終わらず。そして果たして結果は。。。

「ご期待にはお答えできません」

致し方がありません。それよりも、娘一人のためにそれだけの協議をしていただけたことが有難い。でも対応をしてくれた事務の女性は、結果NGということになり本当に申し訳なさそうにしていて、こちらが恐縮をしてしまいました。


でもここでも。。。


大学側からの説明が一通り終わり、「何か質問はありますか?」そう問われた娘は、表情一つ変えずに「大丈夫です。私からは何もありません。ありがとうございました」そう言ってのけました。

いつの間に、こんなに成長したのか。
私は胸が熱くなって、泣いてしまいそうでした。

それから、2月後半から3月初頭の後期日程へのチャレンジが始まりました。どの大学も倍率が上がり、前期試験よりも合格難易度も上がります。それでも、逃した学校の1ランクくらい下ではあるものの、ここなら妥協もできるかと言える学校からの合格通知。
そして、手続きミスで逃した第一志望の大学へのリベンジ挑戦で臨んだ4つの学科の併願受験。どれも正規合格はならなかったものの、2つの学科から追加合格候補の通知が届きました。しかし後期の追加合格は極めて望みが薄い。ですので、12月に受かっている学校と、新たに受かった学校のどちらに行くのか、既に始まっていた大学の入学前ガイダンスなども受け始め、学校選択のための検討を始めていました。



そして昨日。娘の携帯電話が鳴りました。

「欠員が出ましたので、追加合格になります」



まさかの第一志望校からの追加合格の連絡。そしてその連絡の電話の先にいたのは、まさにあの直談判で対応をしてくれた事務員さんでした。
手続きでしくじったことを知っている母校の先生も、予備校の先生も、追加合格の報告に、絶叫のような「おめでとう!!」の言葉を投げかけてくれたようです。



今回の娘の受験は、わたしにとってもとても大きな意味のあるものでした。

危機的な状況で毅然と振る舞う娘の姿を見られたこと。

受かっていた学校、そのどれを選ぶかという検討の中で、偏差値の高い低いなど関係なく、どの学校も学生たちに最良の学びを与えようと努力していることを理解し、学ぶということの在り方を自分自身が本当に強く再認識できたこと。

そして追加合格の知らせを受け、可能性がある限り信じる意味があるものだと、実感したこと。


一昨日は、娘の学校の卒業式でした。
荘厳で知られる卒業式でしたが、ほんとうに威風堂々と、そして愛に溢れる最高の卒業式で、娘のこの2か月間のことを思うと、もう涙なしではとてもいられませんでした。泣きっぱなしですww


ということで、息子も娘も、厳しい紆余曲折を経ながらも、細かい学科はともかく、学校ということでは第一志望校に合格となりました。


いやしかし、ほんとにお金がかかりました。
受験費用だけで100万円くらい、ここまでの塾代なども考えれば大学入試のために300万円は間違えなく使っています。

そして問題はこれから。。
大学の学費は、高校の学費と塾代をそのままスライドさせる感じなので、何とかなります。問題は通う場所ですね。

息子は片道2時間。
娘は片道1時間半。

娘は通えなくもないのですが、しかしとにかく家から出したい。でも二人を一人暮らしをさせると、遊ぶ小遣いはバイトでもして賄ってもらうとしても、家賃、光熱費、食費など最低限の補助だけでも1人10万円はかかります。
つまり、月々にならすと学校関連の出費が40万円はかかるということ。時々に発生する臨時費用もあるはずですから、実質は毎月子供の学業関連で50万円くらいはかかる想定です。

でもまあ、ここは残り4年間をどうにかして乗り切るしかないですね。考えようによっては、子供が巣立ってくれれば、毎月50万円の子供関連費が丸ごと浮くわけですから、年間で600万円の余裕が出ることになります。そうであれば、もう借金をしてでもどうにかするしかありません。



とりあえず、そんな感じの今日この頃です。


ではでは。。。

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2025/03/23 02:34
温かい言葉をかけていただいた皆様、ありがとうございます。
これからも最低4年はお金のフォローはしなければなりませんが、子育てという意味では一区切りがついてしまったような気分になっています。

中学生になって、もう6年。
ついこの間のことのようです。
でも、その6年前の春に、満開の桜の下で、制服を着た子供たちと撮った写真を見れば、その幼さにびっくりします。長いようで短い、短いようで長い6年間でした。

これで晴れて大学生活をスタートと言いたいところですが、前途多難です。。。
またその辺の暗い話は、別途の機会で。。。
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2025/03/23 02:16
> ごま♪さん
ありがとうございます。
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2025/03/23 02:16
> ・とんとん・さん
ありがとうございます。
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2025/03/23 02:16
> 世沙明さん
ありがとうございます。
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2025/03/23 02:15
> 虹 の 夢さん
ありがとうございます。
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2025/03/22 21:21
おめでとうございます!ご両親は落ち着かなかったと思います。
でも子どもさん素晴らしいです。努力の結果が出ましたね。
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2025/03/22 09:48
お子様方、無事に受験が終わって、道筋も決まり、おめでとうございます。
お嬢ちゃまは、ぐんと成長なさいましたね。
母に任せておいたらこう言う事になるかもと、多分ある程度は予想がついていながら今まで甘えてきたのでしょう。だからこそ「自分が悪い」と言えるようになったのね。
息子ちゃんは、病気もあったから精神的にかなり大人になるチャンスがあっただろうし、色々諸々良い感じですね。
これからの大学生活が実りの多いものとなりますようお祈りいたします。
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2025/03/22 07:43
お子達のご卒業とご進学先決定おめでとうございますm(__)m
いやぁ・・・嬉しいことですがツインズは経費掛かりますね~!!!
親としてもうひと頑張り(笑)
あと4年で全て終えると考え山を登り切って下さいな^^
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2025/03/22 03:15
もえーんさん、おはようございます。

お子さんたちの大学進学決定!!!おめでとうございます。




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