春分の日
- カテゴリ:勉強
- 2025/03/20 00:15:37
こんばんは!20日(木)は北日本や北陸では雲が広がりやすく、
日本海側を中心に雪や雨の降る所がある見込みです。
その他の地域は概ね晴れるでしょう。
【春分の日】
☆春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として、
国が定めた祝日です。
<概要>
〇春分の日
@二十四節気の一つ
春分の日とは昼と夜の長さがほぼ同じ日になる春の祝日で、
季節の節目を示す「二十四節気」の一つです。
毎年3月の20~21日に設定され、
昔から農作業を本格的に始める為の目安の日にもされてきました。
★二十四節気(にじゅうしせっき)
立春、春分、夏至等、季節を表す言葉として用いられています。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分けまして、
さらにそれぞれを6つに分けたもので、
「節(せつ)又は節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)、
又は中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。
太陰太陽暦(旧暦)の閏月(うるうづき)を設ける基準となっていまして、
中気の無い月を閏月としていました。
二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。
□雑節(ざっせつ)
二十四節気と同様に季節の移り変わりの目安となるものに、
雑節と呼ばれるものがありまして、今でも行事等が行われています。
★春のお彼岸
「春分の日」を中日とする、前後3日間の計7日間のことです。
昔から春のお彼岸にはご先祖を祀って感謝する風習があります。
又、季節の変わり目に、ご先祖や自然、生物等に感謝をしまして、
五穀豊穣を祈る行事が行われてきたことは、
日本の風土で育まれた文化です。
@春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる日
春分の日が祝日に定められたのは1948年です。
祝日法によりまして、国民の祝日の一つになりました。
法律では具体的な日付は示されておらず・・・
・春分の日:春分日
・秋分の日:秋分日
このように採用することと示されています。
又、3月の「春分日」は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
この頃を境として昼がだんだんと長くなって夜が短くなっていきまして、
春の訪れを感じられるようになります。
その為・・・
春分の日は、昔から自然に感謝をして春を祝福する人も考えられてきました。
反対に・・・
9月の「秋分日」はこの頃を境に冬至に向けて昼が短くなりまして、
夜が長くなっていきます。
因みに・・・
・夏至:最も昼が長くなる日( 6月)
・冬至:最も夜が長くなる日(12月)
現在は祝日ではありませんが、
地域によっては伝統的な行事食を食す分化が残っています。
☆夏至に食す地域
・関西地方 :蛸(たこ)
・奈良・大阪府河内地方:半夏生餅(はんげしょうもち)
・京都府 :「水無月(みなづき)」と呼ばれる和菓子
・愛知県の一部の地域 :無花果(いちじく)田楽
・三重県 :茗荷(みょうが)
・香川県 :饂飩(うどん)
・福井県 ・焼き鯖(やきさば)
★冬至に食す地域
・北海道 :南瓜(かぼちゃ)の甘味汁
・東北地域 :親戚煮と南瓜のお粥
・関東地域 :温かい饂飩
・中部地域 :南瓜料理
・関西地域 :「ん」を含む食材の煮料理
・中国・四国地域 :卓袱蕎麦(しっぽくそば)と南瓜善哉(ぜんざい)
・九州・沖縄地域 :南瓜の料理とトゥンジージューシー
□「ん」を含む食材
・南瓜 ・蓮根(れんこん)
・人参 ・銀杏(いちょう)
・金柑(きんかん) ・寒天
・饂飩
日本の伝統で「いろはにほへと」の詩が「ん」で終わることから、
「ん」を食材に取り入れることで、運気が向上すると考えられています。
■トゥンジージューシー
タロイモ、肉、野菜を使用した炊き込みご飯です。
@春分の日が祝日の理由・春分の日の由来
春分の日は国民の祝日と制定されていますが、
これには平安時代から続く宮中行事やお彼岸の影響、
そして、春を迎えて自然を敬う風習が由来しているといわれています。
☆宮中行事「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」に由来
春分の日は日本の宮中祭祀の一つである、
「春季皇霊祭」に由来するとされています。
■春季皇霊祭
平安時代に始まったとされていまして、
天皇陛下をはじめとする皇族や神職が参加されまして、
歴代の天皇、皇后、皇親を祀る儀式が執り行われます。
現在でも宮中における年中行事の一つとして続いていまして、
その重要性は春分の日が1948年に公布された法律で、
祝日に設定される理由の一つになったとされています。
☆お彼岸の時期
春分の日は春のお彼岸の時期でもありまして、
古くから先祖を敬う日とされてきました。
■仏教では極楽浄土は西方(せいほう)にある
太陽が真西に沈む春分の日は極楽浄土に通じるとされまして、
昔から一般の人々にも先祖を敬い感謝する風習がありました。
現在でも「お彼岸」として、
お墓参りをして、先祖を敬う風習が残されています。
☆自然に感謝し、五穀豊穣を祈る日
春分の日はこの日を境に昼が長くなり、暖かな季節へと向かっていく日です。
その為・・・
春分の日は自然に感謝し、その年の五穀豊穣を祈る日とされまして、
地域によっては農作業を本格的に始める日にもなりました。
現在でも、
春分の日にその年の豊作を祈るお祭りが行われている地域があります。
■御園祭(みそのさい):伊勢神宮 さん
神宮のお祭りにお供えする御料の野菜や果物の豊かな稔りと、
農作業に携わる人々の安全を祈念し、
併せて全国の農作物の成育と農業の発展をお祈りします。
住所 :三重県伊勢市宇治館町1伊勢神宮皇大神宮(内宮)
電話番号:059-624-1111
午前10時 神宮御園
@春分の日に食すもの
・牡丹餅 ・お赤飯
・彼岸そば・彼岸うどん ・精進料理
・土筆(つくし) ・八朔(はっさく)
・真鯛
問題 春分の日に飾りたい花についてです。
次の文章の中の〇〇に入る植物を教えてください。
〇〇は花の豪華さから「百花の王」とも呼ばれまして、
「〇〇餅」の名前の由来にもなっています。
〇〇は春分の頃から咲き始める為、
季節の移り変わりを感じられる花として親しまれています。
1、牡丹(ぼたん)
2、寒椿(かんつばき)
3、木蓮(もくれん)
ヒント・・・上野東照宮〇〇〇苑 さん 〇〇は500株以上
住所 :東京都台東区上野公園9-88
アクセス:・JR「上野駅」公園口より徒歩約5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線
「上野駅」不忍口より徒歩約10分
・京成電鉄「京成上野駅」池之端口より徒歩約5分
上野東照宮さんは徳川家康公を祭神とする神社で、
境内の一角が〇〇〇苑となっています。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る植物をよろしくお願いします。