Nicotto Town



東京都同情塔

東京都同情塔、読了。

九段理江の書く小説を読むのが初めてで、彼女の思想をどう読んだらいいのか分からないが、物語の筋だけを読めば、過剰にポリコレが進んだ社会への違和を訴えている書のように思われる。

テレビドラマでも「不適切にも程がある」というのがあったそうだが、近年、ちょっと、この小説に書かれているような事が現実に起こりはじめ、一部では違和を感じる人が出てきているのも事実。

ただただ正しいだけの文章であればAIの方が人間より得意なのであって、そもそも人間の存在意義とは?という所まで、考え詰めようと思えば行き着くような作品だ。

これからの世の中は、どこに向かっていくのでしょう…。




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