【小説】初恋 その② 24年前の回想
- カテゴリ:日記
- 2025/03/08 00:07:39
――――24年前の回想
当時の私の名前は、星野しずく。中学3年生。
クラスは発表ーーー
わくわくドキドキしながら、自分の名前を探した。
私は3年5組だ。
麻美は1組。幸ちゃんは2組。ノンは6組。よしえと美紀たんは7組かぁ。
2年生のクラスメートの仲の良かった子とは、別々のクラスになっちゃった。
5組の教室は3階の右端だった。
教室では、自己紹介が始まった。
「星野しずく。趣味は漫画を描くことです。よろしくお願いします。」
私は、みんなの自己紹介をぼーーっと聞いていた。
「中山剛志。部活は陸上。短距離が得意です。好きなアイドルは西城秀樹!よろしく!」
ぼーーーっとしてた私の目が一瞬にさめた感じがした。
私は声のする方を振り向いた。
私の瞳に映ったのは、身長の高い、しっかりした体付きで、私好みのイケメンだった。
なんか、その人が輝いて見えた。
中山剛志って言うんだ。
今までに経験したことのない感覚だった。
たぶん、これが 一目惚れ?
暖かい光が私を包んだ。
――――放課後
麻美と幸ちゃんが、私の教室に来た。
ノンとよしえと美紀たんは2階の教室だ。
みんなが2階の6組の前に集まった。
「クラスばらばらになっちゃったけど、帰りは一緒に帰ろうね。」
麻美がそう言った。
「じゃ、放課後は、ここ、6組の前に集まろうか。」
私がそう言った。
ちなみに、みんな彼氏なしなんだよね。
麻美とよしえは、モテるんだけど、今はいないらしい。
私は...おとなしい陰キャラだからなぁ。モテない...。。。_| ̄|○
でも、今は、このメンバーでいてるのが楽しいからいいんだ。
そこに島田君(2年のときのクラスメートで、麻美と仲が良かった男の子)がきた。
「おまえら、クラスばらばらになってもつるんでるんやな(笑)」
「そういう、島田君だって、2年のクラスメートとつるんでるやん(笑)」
島田君と笹野君と馬場君と中山君がいた。
麻美が中山君を指さして
「新顔がいてる~」
っていったら、中山君が
「俺のことか?元2年3組中山剛志だ。今は、そこの、星野と同じクラスや。」
といって、簡単な自己紹介をしてた。
島田君が
「おまえら、6組の前で集まることにしたんか?」
「同じ場所ってわけにはいかないし、僕ら8組の前の廊下にするか。」
って言って、8組の前の廊下に行った。
この日から、私たちは6組の前の廊下、中山君たちは8組の前の廊下で放課後、たむろするようになった。
2階の廊下の右端と左端だ。
クラスが三階にわけて…とは…
ずっと一階が職員室&学年ごと横並び式でしたので、なんだか新鮮です…!
小学校&中学校は4組までというちいさな学校でしたので、廊下の長さもさして気になりませんでしたね…
高校生になってロングな廊下に出会いました。
大学進学はしていませんが、学校ごとに施設に力入れているところがあったりして、
見学だけでもなかなかよかったです…!
お子さんの歳としてはまだまだでしょうけれど、なかなか楽しいですよ…笑