Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~ここはカフェではありません



和洋折衷のステンドグラスなんかも素敵なお店。
きっと和スイーツなんか扱っているんだろうな、と憧れて
バイトに応募してみた。
飲食店のウェイトレス。それ自体は間違いじゃない。
制服だって可愛い。
袴にエプロンだけれどちょっと洋風でもあって、
すごく気に入った。

気に入らなかったのはメニューの内容だった。
「茶碗蒸しと筑前煮、おまたせしました~」
和食。完全な和食である。
それも料亭クラスの会席料理とかではなく。
むしろ家庭料理の和食。
食堂の和食。

いやさ、賄いで出されたここの筑前煮、
味がしみ込んでて、そりゃあ美味しい。
茶碗蒸しだって優しい味でほっこりする。

でも求めていたものはこれじゃない。

こっそり不満を口にすれば、
苦笑したバイトの先輩が教えてくれた。

料理人であるご主人はちゃんとした料亭で修行したけれど、
庶民的な日常的な料理のお店をしたかった。
で、おかみである奥さんは。
素敵な外観と内装のお店がしたかった。
もちろん制服にもこだわりがあって。
両者の妥協がこの店だという。

なので、常連客は普通のご近所さん。
外観に騙されてくる女性客は大抵が一見さん。

「あんまり気落ちしないで。
大将、水物っていうか和のデザートも作れるんだよ。
今度頼んでおくから賄いで出してもらおうね」
後日、美味しい和スイーツを食べさて貰った。
絶品だった。

お店の外観と内装は大好きだし、
制服も可愛くて、自分にも似合ってると思う。
賄いのご飯は普通以上に美味しいし。
でもってわりとヘルシーで。
たまに投入されるスイーツは絶品で。

うん、私多分、ここのバイト続けちゃうんだろうな。


バイトを長く続けていたら、
大将から和食の手ほどきもしてもらえるよ!
和食が得意になった歴代バイトたちは、
胃袋掴んで良縁ゲットしていたりもするそうな。
和食が自慢料理の嫁とか、いいよねえ。


ニコ店のイベント特典でもらった「筑前煮」。
しかし、これが似合うコーデってどういうもの?
というところから始まったコーデです。

和室で1月の食い倒れジャージにエプロン、
というのも考えたのですが。
もしくは和服に割烹着にしたかったけれど
単品の割烹着とか持ってないし。
過去に販売されてかどうかも知らない。

紆余曲折の末、
きれい系「和風メイド(マルティナ)」(水色)に。
背景も色9弾の「和モダンカフェのホワイトフロア」で。
ギャップを狙ったら、
元板前の大将と乙女趣味なおかみさん、
という設定が降って来たので、こうなりました。

ついでに、合成はしたものの
使いどころのなかった茶碗蒸しも持たせてみた。
なかなか難しいアイテムだったよ、これ。





書く気が失せたというか。
今書いてるものへのテンションが切れた。
こう、「もっと簡潔に書けるだろうっ!?」
という脳内意見が出まして。
とりあえず、こういう時に書いてもダメなんで、
しばし放置とします。

ただ昨日読んだ人様のお話が。
すっごい不満のある終わり方だったんです。
主人公が不幸なまま終わってしまう。
それは作者様が後書きなどで書かれている意図には沿っているのですが。
あまりにも主人公が哀れで。
そんな主人公を取り巻く環境がむかついて。
だけど、作者は書きたいものを書くものだし、
直接不満な感想書くのは違うな、とも思ったので。

「あなた、うちの子になりなさい」
という結論に至りました。

以前も、人様の勝手な男主人公に憤って
その勢いで自分流アンサー作品を書いたことがあります。
不満と憤りは、自作への道にもなったりするののです。

いえ、昨日本屋で。
J・P・ホーガンの『星を継ぐ者』のシリーズ最終巻を見て、
作品解説だけちらっと読んだのですが。
そこでこの名作のきっかけが
『2001年宇宙の旅』への不満からだと知ったので、
まあ、余計にですね、うちの子にして幸せにしてもいいよね、
となりました。
今、ちょっと設定を考えているところ。


で、『星を継ぐ者』なんですが。
多分、家に二冊はあるんじゃないでしょうか。
困ったことに、内容をさっぱり。
本当にさっぱり覚えておらずに。
ただ「すごい面白かった」というのだけが記憶にありまして。
で、シリーズを買って読む、を繰り返したと。

「面白かった」という印象はこんなに強いのに、
どうして内容をさっぱり覚えていないのか、
自分でも不思議で仕方ありません。
「さすがの傑作!」とも思ったんですけどねえ。
ここまで何度も読んでて中身覚えていないとか、
他の作品ではないことなんです。
なんか忘却の魔法でもかけられているような、
逆に不自然なほどに。
いやまあ、だからこそ再読の度に初心のまま読める、
という利点もあるわけですが。

ひとつ心当たりがあるとすれば。
私という人間があくまでも文系だということです。
で、『星を継ぐ者』はSF。
つまりはサイエンス・フィクション。
「すこしふしぎ」の略ではないんですよね。
私はSFが好きですが、「サイエンス」はどうも相性悪くて。
リアルな科学に沿って書かれていると理解不能の場合もあるのです。
でも「物語」が好きだからね。先が気になって読んじゃうという。

理解できないと「そういうものなんだろう」と
思考放棄で流してしまう。
その流す割合が大きかった可能性が……。
だから覚えていないんじゃないかなあ、とかとか。
真実は、もう一度読むまで分かりません。

そして。
魔境に埋まっているであろう蔵書を探せる自信はまったくなく。
読むなら買うしかないという。
ちなみに、再読の度に約十年ずつのスタンスがある模様。

どうする、自分。
間違いなく面白い本ではあると過去の自分も言っている。
もう一度、いっちゃう?




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