重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/03/03 19:51:37
改修が終わった阪神開催が始まってまず気になったのはダートがえらく時計が掛かるなと。京都も改修後は暫くかなり時計が掛かってたからその影響なのか、それとも少し前に大井が導入したことで話題になったオーストラリア産の白い砂の割合が多くなった(割合はJRAの競馬場で最も多い約40%。京都は5%)影響なのかはわからんけど推移を見守りたい。今週末の重賞は弥生賞、中山牝馬S、フィリーズRの3つ。中山牝馬SとフィリーズRは例年より1週前倒し。
【弥生賞ディープインパクト記念】20年こそ道悪の影響もあってやや前傾の消耗戦になったけど近4年はややスロー~スローで流れて仕掛け所もラスト3~4地点と小回りコースとしては遅め。以前より軽い馬場で行われることが多くなったからかここ3年はペースは遅めでも2分前後での決着。馬場や展開を踏まえると当たり前ではあるけどハッキリと前有利の傾向が強くなってる印象。今年もかなり軽い馬場になりそうやし内や前に寄せて予想するのが正解かな。血統では普通に主流血統が走るけどトニービンや欧州色の強いノーザンダンサーを内包する馬が目立つ。
ナグルファルは新馬戦の後半5F58秒ちょっとでまとめてるのは内回り2000m戦としては優秀やし、前走エリカ賞も馬場が荒れてたことを考えるとまずまずの内容。骨っぽい相手とそこそこやれてたワンモアスマイルを4馬身千切ったのも大きい。強いて言うならペースが上がってどうかは未知やけどこれといった逃げ馬不在でスローになりそうやしね。ミュージアムマイルは前走朝日杯はマイルGⅠとは思えへんようなドスローやったから本質的には中距離馬のこの馬でも追走出来たような印象やし殆どの馬が掛かって自滅しての超低レベル戦やから2着自体に価値はない。この時は上手くリカバリー出来たけどスタートは速くないし出遅れ癖もあるからね。距離延長自体はプラスやし内回りにも問題なさそうやけどGⅠ2着の実績で人気するのと脚質は気になるところ。ヴィンセンシオは超ドスローの新馬戦、ペースが流れた葉牡丹賞と連勝したセンスの良さは認めるけどその前走の葉牡丹賞をどう評価するか。それぞれこの馬よりロスの大きい競馬をしての2着ゲルチュタールは次走京成杯で太め残りとはいえ見せ場なしの惨敗、3着リトルジャイアンツは次走共同通信杯3着ではあるけど内容的には世代上位とは能力差を感じたからなぁ。もう1つ気になるのはこの時ルメールが重賞で人気馬に乗るわけでもないのに京都に行ってたこと。クラシックを狙える馬なら手放さんと思うんよね。ジュタはホープフルの時に良い馬って評価したけど16番枠から終始馬群の外目を回す厳し競馬ながら4着。クロワデュノールは別格として他の上位馬は内枠かロスなく立ち回ったことを考えれば評価して良い内容。前走若駒Sでミッキーゴールドを振り切ってるのも価値がある。母系はゴリゴリの米血でこの時みたいな荒れ馬場よりパンパンの高速馬場の方が良さそう。クラウディアイはここ2戦走ってきた相手を考えればここでは能力上位の1頭。ただ前走ホープフルSは4コーナーで外に出したけど内枠で3コーナー辺りまでは内目を走れたことを考えればパフォーマンス評価としてはジュタの方が上になるかな。ファウストラーゼンはホープフルみたいな向正面大マクリが何度もハマるかはわからんしこれといった魅力的な穴馬は見当たらんかな。強いて挙げるならレディネスは新馬戦の時計やラップ自体は特筆するほどでもないけど前残りの流れを差し切ったことを考えれば着差以上に強い可能性はあるかなと。