Nicotto Town



【小説】浩平の恋 その⑥ 強迫性障害2



――――梶の部屋

僕はネットで強迫性障害を検索してみた。
『日常生活で、何事も必要以上に心配してしまう。』
『戸締りを何度も何度も確認してしまう。』
『感染症が気になって、10分以上も手を洗い続ける。』
『繰り返し確認しすぎて、待ち合わせや、仕事の納期に遅れてしまう。』
『やりすぎているという自覚はあるが、どうしても止めることが出来ない。』

くそっ、湖桃に当てはまるのって、
『日常生活で、何事も必要以上に心配してしまう。』
くらいじゃないか。
いじめられる原因ってなんなんだよ!

しゃべらない。笑わない...それって、病気のせいなのか?

それより、湖桃の看板係どうしよう...
愛里ちゃんたちとなら、上手くできるんじゃないのか?

――――1年5組

「愛里、やよい、面会だよ。」
そこには梶先輩がいて、看板係してくれないかって話だった。
でも、高橋先輩が来て、その話はなかったことになった。

――――屋上

「梶、おまえ、大丈夫か?何かあったのか?」
大地が心配して聞いてきてくれた。
僕は、大地に相談してみることにした。
「湖桃、強迫性障害らしいんだ...」
「大地、強迫性障害ってしってるか?」
「名前は聞いたことある。」
僕はそんな大地に聞いていた。
「それって、いじめの対象になる病気なのか?」
僕は藁にもすがる気持ちで聞いてみた。
「精神的な病気だから、精神的に弱いんだろうな。」
「でも、いじめられてるのは、湖桃の性格のせいだろう。」
大地は僕の顔を見て真剣に聞いてきた。
「湖桃のどこが好きなんだ。」
「一目惚れだよ。」
「そのあとも、みんなになじめなくって、ひとりになった湖桃のことが、気になって、ほっとけなかった。好きなんだ。」
大地はぼつんと一言言った。
「おまえには、荷が重いだろ?」
大地は何かを決心したように、僕をおいて屋上から降りて行った。


アバター
2025/02/28 20:46
> 裸の悪乃娘豚人間さん
そそ、梶と高橋君が。。。。。LOVE♡
アバター
2025/02/28 20:16
梶と高橋がくっつくんだね
BLになるんだね
きゃーーー!!!



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