日本でアメ車が売れないのは消費者が求めてないから
- カテゴリ:ニュース
- 2025/02/26 18:42:30
日本でアメ車が売れないのは「燃費が悪いから」トランプ氏が訴える“非関税障壁”は言いがかり? 自動車関税25%が実現すると日本経済への影響不可避【サンデーモーニング】 (TBS NEWS DIG)
https://news.yahoo.co.jp/articles/51a7788ad8f93baaf60aaf8a34e8635e0e6c7e9b
日本でアメ車が売れないのは、日本の消費者の購買意欲を刺激する車がないからだと
思います。
米国で売れてる車は全長5m、全幅2mを超える大型のピックアップトラックやSUV
ですが、日本で売れてる車は軽自動車やコンパクトカー、SUV、ミニバンで、軽自動
車以外はハイブリッドが選べる車種です。日本の消費者の求める車は米国とは違います。
日本では外国車は実用品ではなく嗜好品です。実用性を求めて日本車より高い外国車
を購入する人は限られるでしょう。
米国車の個性は強いですが、米国車らしさを求め、惹かれて買うのはアメ車ファンだ
けだと思います。
逆に米国メーカーがコンパクトカーやミニバンなど日本で売れ筋の車を販売しても、
日本メーカーのライバル車の商品力が高いので思うように売れないでしょう。
1996年、日米の貿易摩擦緩和のため、米国シボレー・キャバリエを日本仕様に変更し、
トヨタが輸入販売したトヨタ・キャバリエ(セダン、クーペ)は、日本車と比較して
も安いと思う位の低価格設定で、TVCMにタレント所ジョージを起用するなどの販売
促進をしましたが、トヨタの販売力を持ってしても販売台数は伸びず、日本での販売
は打ち切りになりました。トヨタ・キャバリエのライバルは他のトヨタ車でした。
欧州フォードが欧州やアジアで販売しているフォード・フォーカスやプーマなどのハッ
チバックやSUVは、排気量や車体サイズ的にも日本市場に向いていると思いますが、
日本メーカーのライバル車種が強力で他国ほど売れないと思います。
もっとも、米国以外の国で製造された米国ブランド車が日本で売れても、米国の貿易
黒字に寄与しないので、トランプ政権としてはノーカウントだと思いますが。
米国のBIC3の内、フォードは日本から撤退してGM(ゼネラルモーターズ)も影が薄
いですが、ステランティス(旧クライスラー)のJeepブランドは人気があると思います。
中でもJeepラングラーは伝統的デザインの本格クロスカントリーカーで、趣味性も強く、
ボディサイズもそれ程大きくないので、日本で一定の人気があります。
車検制度は自動車メーカーや部品メーカー、ディーラーや修理工場、国(税収)に利
益があるので無くなる事はないでしょう。ユーザーとしても車に無関心な人の整備不
良車が減るので、税金の問題は別として、車検制度はあった方が良いと思ってます。
逆に日本の車検制度の国の利益をトランプ政権に説明したら、国が儲かる仕組みに興
味を持つかも?