Nicotto Town



【小説】浩平の恋 その③ 愛里の告白



――――S高等学校

ぱたぱた
「おはようございます♡梶先輩。」
今日も愛里ちゃんが挨拶に来てくれた。
「おはよう。愛里ちゃん。」
僕の笑顔に満足そうな愛里ちゃん。

愛里ちゃんが行ってから、大地に怒られた。
「梶、その気もないのに、平松に構うのは、どうかと思うぜ。」
「挨拶してくれるから、挨拶返してるだけで...」
「何も言われてないのに、『彼女できたんだ。』とでも言うのか?」
「それって、おかしくないか?」
そういいながら、僕は愛里ちゃんに挨拶されることが嬉しかったのも本当だ。
愛里ちゃんを見てると幸せな気持ちになっていた。

―――生徒会室

事件はその後に起った。
僕はいつものように生徒会室で湖桃と過ごしてきた。
いいムードになって、湖桃にキスした時に、愛里ちゃんが生徒会室に来た。
キスしているところを見られた。
倒れそうになった愛里ちゃんを後を追いかけてきていた大地が抱き支えた。
事情を呑み込んだ、大地は怒鳴ってきた。
「生徒会室でいちゃついてるんじゃねえよ!」
大地は愛里ちゃんの腕をつかんでどこかに連れて行った。
湖桃は、不安そうに僕を見ていた。
僕は湖桃の頭をなでで言った。
「大丈夫だよ。」
「僕が大切なのは湖桃だけだから。」

――――中庭

大地に愛里ちゃんの告白を聞くように言われた。
大地と愛里ちゃんの間でどんな話があったのかは、わからないけど、
けじめをつけないと、湖桃も心配している。
愛里ちゃんが来た。
少し震えながら告白してきた。
「入学式のときから、梶先輩が好きでした。」
「ありがとう。」
「でも、ごめんね。愛里ちゃんの気持ちは受け取れない。」
覚悟していたような愛里ちゃんの表情に心がいたんだ。
「後輩としての愛里ちゃんは好きだよ。」
「それじゃダメかな?」
愛里ちゃんは泣くのをこらえてるように見えた。
「それで十分です。」
「じゃ、友達の握手をしよう。」
愛里ちゃんの手は小さくて暖かだった。
「梶先輩、ありがとうございました。」
「私は大丈夫なので、行ってください。」
気丈夫に愛里ちゃんは、笑顔で、僕を見送ってくれた。

校門のところでは、今にも泣きだしそうに心配して僕のこと待ってる湖桃がいた。
「湖桃お待たせ。帰ろうか。」
僕は笑顔で湖桃の手を握った。
「浩平は、あの子のこと、好きだったの?」
湖桃は不安そうに聞いてきた。
「湖桃に会う前の話だよ。」
「浩平...」
「今は、湖桃だけだよ。」

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2025/02/26 20:56
> 裸の悪乃娘豚人間さん
書き直してみた(ू•ᴗ•ू❁)
アバター
2025/02/26 18:59
うむーどこかわからなくなった



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