Nicotto Town



【小説】愛里の恋2 その⑲ 体育祭2



『これより、午後の部を始めます。』
『最初は、各応援団による応援合戦です。』
『まずは、紅組によるダンス「にんじん娘」です。』
真っ赤なはっぴで可愛いダンスを踊っていた。
『つづいてはーーーー』
各応援団の応援合戦がつづいた。
『次はラストを飾っていただきましょう。紫団の「餓狼」です。』

ドーーーーーーン!!
太鼓の音が鳴り響く。
「おーーーーーーっ!」
一斉に応援団席から、駆け出していく。
前列には、浅倉先輩・高橋先輩・そして私が並んだ。
「礼!」
高橋先輩の声が響く。
次は私だ!
「気合と勇気でいざ挑め!」
続いて太鼓が鳴り響いた。
私と高橋先輩と浅倉先輩で、掛け声をかけた。
みんなのパフォーマンスがはじまった。
太鼓の音と掛け声で演舞は進んでいく。
横一列に並んで流れる演舞。
紫の団旗が大きく振られる。
そして、ラスト。
男子が真ん中で円陣を組む。
8に人の円陣、その上に4人の円陣、そしてその上に高橋先輩が乗った。
円陣の横では8人の男子が2列に並んで待機した。
一回目の太鼓で円陣の下の8人が立ち上がった。
二回目の太鼓で8人の上で4人も立ち上がった。
三回目の太鼓で一番上の高橋先輩も立ち上がった。
「紫団の優勝を祈願して!!」
高橋先輩が叫ぶ!
一段と大きな音で太鼓が鳴る。

そして、円陣の一番上から、高橋先輩が飛んだ!

わぁーーーーーーーーーー!!

すごい歓声があがった。

横で待機していた8人がしっかりと高橋先輩を受け止めた。

「整列―――!」
浅倉先輩の掛け声でみんな1列に並んだ。
「礼!」
すごい拍手をもらって、歓声の中で演舞は終わった。

私は歓喜余って泣いちゃった。
そんな私の頭をなでて、
「よく頑張ったな。」
高橋先輩が声をかけてくれた。
「高橋先輩こそ、かっこよかったです。」


アバター
2025/02/22 19:26
> 裸の悪乃娘豚人間さん
うんうん(ू•ᴗ•ू❁)
アバター
2025/02/22 19:21
あおはるだね



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