Nicotto Town



『小説』 真夏の罪

幽壱がひろ子を殺したとき、裏の杉の木でセミがうるさく泣いていた。
俺が死んだら・抜け殻は何処に葬り去る・・・・
オーロラが赤みを帯びた青から薄緑に変わった。
うっすらと笑みを浮かべ煙草に火をつけた。漂う煙が目に染みた。
『夢香、これからどうする』


こういうコメントを頂きましたので、続きを書いてみました。(ू•ᴗ•ू❁)
コメント返しで書いてるんだけど、他の人は気が付かないと思って、読んでもらいたくって、日記に書きます。
ラスト、変更してます。

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ 

幽壱がひろ子を殺したとき、裏の杉の木でセミがうるさく泣いていた。
俺が死んだら・抜け殻は何処に葬り去る・・・・
オーロラが赤みを帯びた青から薄緑に変わった。
うっすらと笑みを浮かべ煙草に火をつけた。漂う煙が目に染みた。
涙?俺らしくないな・・・
ひろ子見えるか。おまえが見たがっていたオーロラだぞ。
幽壱は、なぜ、ひろ子を殺したんだ。
たった一度の浮気が許せなかったのか?
まあ、その浮気相手は、俺だけどな。
本当なら俺の事も殺したかったんだろうな・・・
所詮、男と女さ。一緒にいたらなるようになるさ。
俺はひろ子との火遊びを思い出していた。

「ひろ子、俺のこと、誘惑してるのか?こんな昼間から。」
「ふふふ、どうかしら?」
小悪魔のように笑うひろ子。
確信犯だっただろう。俺に触れてくるその手・・・
白くて柔らかな手・・・
触れる唇・・・
俺はひろ子にだまされて、落ちていった・・・
いや、俺がそれを望んだのか。
事が終わってから俺の腕にまとわりつきながら、ひろ子が言った。
「ねえ、私、オーロラが見たいわ。」
「一緒に見に行くか?」
俺は煙草を吸いながら、そういった。
小さな約束。
絡むシーツが鬱陶しかったのを覚えている。
そして、裏の杉の木でセミがやたらうるさく鳴いていた。

バーン!

幽壱が入ってきたっけ・・・
幽壱が何かわめいていたけど、俺の知っちゃことじゃねえ。

幽壱は、テーブルにあったフルーツナイフでひろ子を刺した。
何度も何度も・・・
部屋中がひろ子の血で染まった。
きれいだったな・・・
ふっ、俺の感覚も狂ってるな。俺はまた、うすらと笑みをうかべた。

俺は日本に帰ってきた。
ひろ子の死んだ部屋は空き家のままだった。
あんなにうるさかったセミもいなくなってた。

グサッ!

俺は後ろから刺された。
幽壱だった。
「幽壱、おまえ捕まってなかったのか・・・・」
「俺を殺して満足か・・・・」
幽壱何も言わなかった。
俺は気が遠くなっていくのを感じた。
ひろ子・・・・おまえのところへ逝くみたいだ・・・・

                    END






























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2025/02/19 13:21
> 裸の悪乃娘豚人間さん
こんなん、はじめて書きました。
内緒なんだけど、ちょっとエッチな歌聴きながら描いたの。
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2025/02/19 12:12
こんなんも書くんだね
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2025/02/18 23:40
> ユーさん
こちらこそ、書いていて楽しかったです(ू•ᴗ•ू❁)
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2025/02/18 23:20
ありがとうございました。



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