【小説】 愛里の恋2 その③ 小松公園
- カテゴリ:自作小説
- 2025/02/14 20:01:51
応援団の衣装、やっぱり学ランにしたいから、大幅に書き換えました。
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――――小松公園
紫チームの応援団の人達が集まっていた。
男子は体操服で集まっていた。
「遅れて、すみませーん!」
私は走りながら公園に入っていった。
「遅いわよ!平松さん!」
浅倉先輩ににらまれてしまった。
こわっ!
「平松、何してたんだ?」
高橋先輩もちょっと不機嫌そう...
「えーーっと、担任の先生と話してて、その後、3年10組の教室でちょっと...」
「まあ、いい。話はだいたい終わってるんだ。」
「平松には、後から俺が説明する。」
「説明なら、私がしておきます。」
浅倉先輩が名乗り上げた。
心なしか高橋先輩は不服そうだった。
「早速、練習するぞ!」
練習?
「愛里、今日は、っていうか、これからここで練習するの男子だけなの。」
「それでね、今日は見学していくように言われてるの。」
やよいが小声で教えてくれた。
練習がはじまった。
えっ!えっ!ええーーーーーーーーーーーーー!?
男子のしている練習見て、私は驚いた。
「こんな危ないことするのぉ!?」
「最後の見せ場らしいの。」
やよいが教えてくれた。
「絶対、危ないよ!先生が見たら止めさせられるよ。こんなの。」
私とやよいが話してると、朝倉先輩が会話に入ってきた。
「だから、離れた公園まできてるのよ。他のチームにまねされたくないしね。」
「それはそうと、平松さん、ちょっと高橋君と仲がいいみたいだけど、特別扱いはしないわよ。」
浅倉先輩がきたら、やよい、固まってた。
「朝倉先輩、あの危ないこと、学ランでやるんですか?」
私は目をぱちくりとして聞いた。
「そうらしいわね。私も止めたんだけどね。」
浅倉先輩はため息をついて言った。
「体操服でも危なさそうなのに...」
「こだわりがあるんでしょ。」
本当に困った顔で話す浅倉先輩。
「あっ、それから衣装のことだけど、学ランと学生服は男子がかしてくれるけど、人数分の紫の手袋とたすきは女子が用意することになっているからね。」
「私たち1年も用意するんですか?」
「それはうちら3年生がするから、あなたたちは、応援団の振り付けしっかり覚えてね。」
浅倉先輩が笑顔でそういった。
か・かわいい♡
浅倉先輩笑うとかわいい。案外、いい人なのかも♡
「はい、頑張ります。」
応援団。やよいに頼まれてすることのなったけど、案外、楽しそう♡
「あーーー、それから、いっとくけど、高橋君目当てで応援団はいってきた子、
多いんだけど、そんな子は、やめてもらったから。あなた達も気を付けてね。」
「はーい。」
やよいが小声で言ってきた。
「朝倉先輩って、高橋先輩の事すきなのかな?」
「そんな感じだね。気をつけようね。」
そして、陽が沈んで、今日の練習はおわった。
「平松、いったん学校に戻るのか?」
高橋先輩が声をかけてきた。
「はい。湖桃先輩の事が気になりますし...」
「一緒に戻るか。」
「あっ、やよいも一緒でいいですか?」
浅倉先輩の怒りを感じながらも、私は高橋先輩とやよいと学校に戻った。