アサド政権崩壊・ダマスカス陥落へ
- カテゴリ:日記
- 2024/12/08 22:54:54
シリア中東情勢で対立している勢力は
反政府側
HTS(旧ヌスラ戦線)、自由シリア軍
他
反政府側を支援している勢力は、
トルコ、アメリカ、イギリス
政府側
アサド政権軍、ロシア軍、イラン軍
他
アサド政権を支援している勢力は、
ロシア、イラン
今回あっという間に反政府軍により陥落したのが「ホムス」ホムスの町で、
守っていたのはアサド政権軍の正規軍と政権支持派の兵士
でしたが、それらの兵士でもこの町を支えることが出来ず撤退し、
それに伴ってホムスは陥落しました。
これと同時並行して起こったのが首都「ダマスカス」における攻防戦です。
南部ダラーを中心として発生した武装蜂起勢力は、その周辺で次々と住民の
武装蜂起を連鎖反応させ、あっという間に南部から首都ダマスカスへと
多くの兵士たちがなだれ込んで行きました。
これに対して、シリア政権軍が抵抗したかといえば
ほとんど抵抗しなかったようです。
政府軍兵士たちは軍服を脱ぎ捨て、私服に着替えて逃亡を図り、そのため
町の中には戦車や装甲車が乗り捨てられて、放置される事態になっています。
そして反政府勢力側がシリアの国営放送を占拠しダマスカスの開放と
アサド政権の終焉宣言を行いました。
シリア政府軍高官は反政府側と交渉し首都無血開城。ジャラリ首相は
反政府側に協力を申し出て実質降伏となりました。
アサド政権軍の兵士は市民を弾圧、殺害を繰り返してきたため
住民からの報復を恐れ、反政府側への降伏ではなくイラク国境から
イラクへ逃亡、亡命し国外へ逃げています。
まだ反政府軍が到達していない、ラタ・タルトゥースなどの地域が在りますが、
すでに政権崩壊と言って良い状況と思われます。
ロシア外務省は8日、声明を出し、「アサド大統領は大統領職を
辞すことを決め、平和的に政権を移譲するよう指示し
シリアを去った」としてアサド大統領がシリアを離れたことを
明らかにしました。どこに向かったかなど詳細は明らかにしていません。
リポート ありがと~ ヽ(=´▽`=)ノ