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厚生年金「106万円の壁」改悪で負担増も

【独自】厚生年金、年収問わずパート加入 「106万円の壁」撤廃へ、負担増も (共同)
https://news.yahoo.co.jp/articles/67c38563ade220b0ecd09478c9e3f89eca7fe20f



厚労省の改正案では、扶養範囲内で働くパート・アルバイトで社会保険料負担が発生
する「106万円の壁」を無くし、一週間の労働時間が20時間以上なら、年収に関
係なく厚生年金に加入し保険料負担が発生する事になりそうで、要件見直しで新たに
200万人に厚生年金の加入義務が発生するそうです。

所得税が発生する「103万円の壁」の見直し議論が本格的になる前に、社会保険料
負担が発生する「106万円の壁」改悪案の最終調整段階入るとか、正直、「騙し討ち
負担」という言葉しか出てきません。

「106万円の壁」には厚生年金以外に健康保険料負担も含まれますが、健康保険負
担や被扶養者家族の厚生年金加入で扶養者の税負担はどうなのでしょう。


「103万円の壁」は「103万円を超えた収入分」に所得税が掛かるので、103
万円を多少超えても税負担は気にするほどではないそうですが、社会保険料は給与収
入全額を対象に計算されるので負担は重くなるそうです。

現在の制度では、給与が105万円の場合の手取り額は103万7000円ですが、
106万円を超えると社会保険料が引かれ、手取りが89万6000円まで減少する
そうです。給与が1万円程度増えただけで手取り額に約14万円の差が出来るのは大
きいです。


厚生年金は従業員と雇用する事業者が保険料を50%ずつ負担しますし、改正案では
企業規模(従業員数)にかかわらず保険料負担が発生するので、改正後は多くの企業
で保険料負担が増加すると思われ、石破政権の「最低賃金1500円」引き上げや雇
用にも影響する気がします。

厚生年金に加入すれば将来の年金は多少増えますが、何歳まで生きれるか分かりませ
んし、厚生年金加入期間に支払う保険料負担や扶養者の税負担などのマイナスが、何
年年金貰うとプラスになるかを考える人もいるでしょう。

一週間の労働時間20時間以上で厚生年金加入義務が発生して手取りが減るのなら、
扶養範囲内で働くパート・アルバイトは一週間の労働時間を調整する人も出てくる
思います。事業者側としても厚生年金保険料負担が減りますし


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