霜降
- カテゴリ:勉強
- 2024/10/23 00:41:23
こんばんは!23日(水)は全国的に雨が降り、
雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
落雷や突風等に注意してください。
西日本では次第に天気が回復し、晴れ間もありそうです。
【最近食べた美味しかったものは?】
A、おでんです。
【霜降】 そうこう
☆霜降は晩秋にあたる時期であり、暦の上では秋の最後の節気です。
読んで字の如く、地域によりましては霜が降り始める頃です。
朝晩の冷え込みがさらに強くなりまして、
地域によりましてはそろそろ冬支度を始める合図にもなります。
<概要>
〇霜降
日本の気候風土は、この国に特有の文化と慣習を齎(もたら)してきました。
そのことは、二十四節気に執り行われてきた様々な行事や習わしを知ることで、
より実感出来ます。
@千年以上太陰太陽暦を使用
日本では1872年に「改暦の証書」が発せられるまで、
千年以上にわたりまして「太陰太陽暦」が使用されてきました。
旧暦では一年を二十四の季節に区分しまして、
さらには、その季節区分を七十二もの気候変化で表していました。
これはかつて日本人が5日ごとに季節の変化を意識しながら、
季節の移ろいを日々の生活に取り入れていたことを示しています。
★改暦の意外な理由
明治政府は明治5年11月9日に、突如改暦の証書を発表します。
同時に太政官布告を出しまして、
来る12月3日を以って明治6年(1873年)1月1日にすることで、
時刻表を従来の1日12辰刻制から、
1日24時間の定時制に切り替えることを布達しました。
改暦の発表は、庶民はもとより官吏(かんり)にとりましても寝耳に水です。
◇官吏制度
明治政府の官吏任用制度は明治2年(1869年)、
7月8日の職員令附録官位担当表の交付に端を発しまして、
7月27日には勅任官、奏任官、判任官の別が定められました。
1885年12月23日内閣制度創始とともに、
内閣総理大臣伊藤博文さんによりまして示された、
「官紀五章(かんきごしょう)に官吏登用の記述がありまして、
それをきっかけにしまして、
1887年7月20日文官試験候補及見習規則が公布されるに及んで、
第19条で、一般国民を文武官に任用することを臣民の権利として、
保証しました。
しかし・・・
1893年10月31日公布の文官任用令、
文官試験規則は官吏の任用が門地門閥に左右されることなく、
個人の才能によりまして、行われることを明確化しました。
それを改正しました1887年7月29日の、
官吏服務紀律によりまして、規定されました。
又、懲戒に付きましては、1876年4月14日に設けられました、
官吏懲戒令に譴責(けんせき)、罰俸(ばっぽう)、
免職の3種の懲戒が定められまして、
1899年、それを改めた文官懲戒令が公布されました。
新暦実施まで残り23日です。
郵便制度も開設されて間もなく、全国に伝達する時間もありません。
そこで政府は明治6年、暦は誰でも出願によって許可すると発表します。
改暦推進者は大隈重信参議です。
後に大隈重信さんは、
改暦の原因は実は財政問題にあったと告白(大隈伯昔日譚)します。
明治政府は相次ぐ新政策の実施で火の車です。
政府要人が旧暦の明治6年暦を見て、
閏6月があったことに驚きました。
このままだと来年は月給を13回払わなければなりません。
それだけの財政的余裕が無かったのでした。
★新しい吉兆の登場
改暦以後の太陽暦は、一切の迷信的暦注を排除します。
しかし・・・
民間では吉兆付きの暦注に対する強い要求がありました。
かくして干支のお祭りや六曜、九星等、
新たに民間暦に記載されるようになりました。
*六曜・・・先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口
*九星・・・易において方角により、吉兆を占う九つの星
それだけ日本人がこの国の気候風土に感謝をしていまして、
愛していたことを物語っています。
「霜降」とは、10月後半から11月前半にあたる二十四節気の一つです。
「霜降」という名称は、漢字の通り「霜が降りる頃」を意味しています。
この時期に気温がグッと下がることで、
空気中の水分が凍りまして、霜となります。
そして、白く輝く霜が早朝の草木や地面を美しく光らせます。
一つ前の節気は「寒露」でしたから、
「露」が「霜」に変わりまして、冬の訪れを予感させる節気です。
二十四節気は毎月日付が異なりますが、
霜降は例年10月23日~11月6日になります。
2024年の霜降は、10月23日(水)です。
又、期間としては、
次の二十四節気の「立冬」を迎える、11月6日頃までが該当します。
2024年は10月23日(水)~11月6日(水)が霜降の期間です。
暦の上では秋の最後の節気となりまして、霜降が過ぎると冬がやってきます。
霜降には朝晩の冷え込みが厳しくなりまして、
日が短くなったことを実感出来ます。
見下ろした地面には白い霜、見上げた木々には色付いた葉が広がるというような、
紅葉の季節です。
一般的に紅葉は最低気温が8℃前後を下回る日が続くと始まります。
朝晩の冷え込みが増す霜降の時期が、紅葉の時期と重なるのはこの為です。
又、木の葉を巻き上げながら、冷たい風が吹く様子も見られます。
晩秋から初冬にかけて吹く、北寄りの強い風は「木枯らし」です。
木枯らしは冬の季節風の走りでありますので、
吹く期間はそれ程長いものではありません。
@霜降の行事や過ごし方
霜降の季節には日本各地の鷲(おおとり)神社で、酉の市が催されます。
これは毎年11月の酉の日に行われる、
開運招福や商売繁盛を願う大きな縁日です。
様々な大きさの熊手が縁起物とされます。
酉の市は12日ごとに巡ってきます為、11月に3度行われる年もあります。
その場合・・・
・1度目:一の酉
・2度目:二の酉
・3度目:三の酉
このように呼びまして「一の酉」が霜降に含まれます。
この他にも「霜降」の時期には秋の季節を告げるお祭りが、
日本各地で斎行されます。
京都におきましては・・・
・時代祭
・鞍馬の火祭
・石座(いわくら)の火祭
これら等が執り行われます。
問題 霜降に旬を迎える野菜を教えてください。
1、銀杏
2、クワイ
3、ゆり根
ヒント・・・〇正解の野菜
紅葉の時期には、街路樹のある植物の並木が美しいです。
正解の野菜は黄色いサクランボのような見た目をしていますが、
黄色い果肉の部分は匂いが強い為、食用出来ません。
身の中の硬い殻に包まれた胚乳(はいにゅう)の部分を食します。
*胚乳・・・発芽に際して、成長に必要な養分を供給する部位
@正解の野菜は漢方にも使用される程、栄養価が非常に高い食材
☆ビタミンC
・毛細血管や骨、軟骨等を維持する
・皮膚に生成されるメラニン色素を抑制し、日焼けを防ぐ
・免疫力を維持する
体内で過酸化物質の生成を抑え、老化防止する効果がある。
お分かりの方は数字もしくは霜降に旬を迎える野菜をよろしくお願いします。
そうですね、財政はどの時代でも重要ですね。
そうですね、今は機械で気温を変えたりするので、
それで減った可能性がありませんか?
問題ですが1番の銀杏になります。
あはは、そうですね、間違えて踏んでしまうと、とんでもないことに(涙)
そうならないように、銀杏が落ちていたら踏まないように気をつけましょうね。
とは驚きですね!
細かい季節の暦は多過ぎて、
今の現代では気にする余裕もなくなり寂しいと思いました。
答え 1
銀杏並木のあの銀杏の臭さといったらたまらないですね(笑)