Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


NOT IN OUR NAME

このタイトルの「NOT IN OUR NAME」というロゴが入ったTシャツを着た200名の人々が昨日、10月14日、ニューヨーク証券取引所の前で座り込みの抗議をして、警察に逮捕された。




ニュースを見てる方々はご存知かと思うが、アメリカはイスラエルを支持していて、兵器の面でも、金銭的な面でも、かなりの手助けをしている。
じゃあ、アメリカがイスラエルを支援するのを辞めたらいいじゃん。
と思うだろう。
おれも思う。
だけど、そこには辞めない理由がある。
それは、金と権力だ。

アメリカの政府はジューイッシュ(ユダヤ人)たちの権力者たち、大企業たちと、とても強いつながりがあり、ジューイッシュの彼らの言うことを聞かなければ、自分達が今度の選挙で勝てなくなったり、そもそも、政治家としての発言権すらも失う。
だから、そこに大きなジレンマがある。
そのジレンマは根深く、単純に解決できるものでは無いようだ。


おれは去年、家に帰る途中、タイムズスクエアで一旦地下鉄を降りて、ちょっと買い物に行こうと、ストリートに出た。
ストリートに出た途端に、そこにはとても多くのアラブ系の人たちがいて、抗議デモを行っていた。
デモはかなりヒートアップしている様子で、少し攻撃的な印象もあった。
すごい人なので、おれは買い物を諦めて帰った。
後にニュースでその時の様子を見ると、アラブ系(つまりパレスチナ側)の人たちと、ジューイッシュ(イスラエル側)の人たちがマンハッタンのどこかで衝突し、多少の暴力沙汰も起きたとのこと。

おれは日本人で口を出せる立場には無いかもしれないし、彼らのように国を追われ、迫害された歴史を持つ人々や自分の住んでる地元をめちゃくちゃに破壊された人々の気持ちは本当にはわからないかも知れない。
だけど、ここはニューヨークで、彼らにはある程度の自由がある。
だからこそ、戦地と離れた自由のある街、多様性を認められた街、ニューヨークだからこそ、対立するのではなく、彼らは手を取り合って、一緒になって「戦争反対!!」と強く訴えるべきでは無いのか?と、勝手ながら思い、悲しい気持ちになった。


ところが、今日の前述のニュース。

そのニューヨーク証券取引所の前に座り込みをしていた200人の人たちが着ていた「NOT IN OUR NAME」とは、つまり、「我々の名において、では無い。」という意味。
彼らはジューイッシュである。

10月13日、パレスチナ自治区ガザ地区中部で13日、避難民がシェルターとして使っている学校をイスラエル軍が攻撃し、少なくとも15人が殺された。ガザ当局が発表した。

そのような攻撃で、誰が得をしているか?

ロッキード・マーチンなどのアメリカ最大の兵器メーカーの株価が上昇しているらしい。戦争で大儲けして、嬉しい人たちがこのアメリカにいる。

それにニューヨークに住む200人ものジューイッシュたちが抗議したのだ。
「NOT IN OUR NAME」、つまり、私たちはジューイッシュだけど、イスラエルの攻撃には賛同していない。という意味だ。
80歳のユダヤ人のおばあちゃんも、路上に座り込んでいるのだ。

これはどうゆうことかというと、本来、イスラエル側のはずのユダヤ人たちが、本来敵側であるはずのパレスチナのために抗議をしているのだ。
ガザ地区の人たちのために抗議して、逮捕されたのだ。
中にはおばあさんも含まれていて、インスタで見た動画では彼女は、静かに逮捕されながらも、後ろ手にバンドをかけられて警官たちに連れて行かれる時に何か叫んで訴えていた。

MOMAなどにも展示されているおれも好きなアーティスト、写真家のNan Goldinもそのデモに参加し、逮捕されている。
後に彼女はアート雑誌のインタビューに「私は彼らと一緒に逮捕されたことを誇りに思う。」と答えている。

これがニューヨークの成せる力だろうと思う。
本当に素晴らしいと思う。
とてもカッコ良い人々だと思う。
彼らから学ぶ勇気があると思う。

https://www.youtube.com/watch?v=wkXzfs5XC6g

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2024/10/20 23:25
> べるさん
うーん、それは情けない限りです。

ニューヨークに住む人々の場合は、本当にそれらの問題が人ごとではないし、そして、何も言わないと本当に何も変わらないことも知ってるから、行動するのでしょうね。
もちろん、ジューイッシュの彼女たちの場合は、本当に当事者ですからね。

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2024/10/20 16:34
なんかこういうの見ると、ほんと日本に住んでる日本人ってネットで人叩くだけで何もしてないなって思います…(T-T)

昔から戦争ってお金儲けと政治の為に利用されてますし、権力持った人間が1番醜い生き物ですねー
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2024/10/17 10:35
> ルルルのル^^さん
おっしゃる通り。
恥知らずです。

いつも思うけど、戦争で儲けてるお金持ちのおじさんたちは、自分の子供になんて自分の仕事を説明するんだろう?
自分の子供に、どうやって自分達がお金持ちになって、一般の人よりも裕福で贅沢な暮らしが出来ているか?その本当のことを堂々と話せるのかな?って思うの。

本当にそうですね。
このような人たちの精神が世界に広がってほしいです。
おれも見習いたいです。
間違ってることには間違ってるとはっきり言ってる彼らは逮捕なんてされる理由は何一つありません。
本当に逮捕されるべきは他にいます。
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2024/10/17 10:32
> せんちゃんさん
このような人たちの行動は少しづつだけど、確実に人々に影響を与えて、その姿勢が広がっていると思います。
英語の言い回しで、Better than nothingと言いますが、本当にその通り。
どうせ、変わらないからと何もしないより、彼らのように声をあげることや、何か具体的な行動をすることは、間違いなくなんらかの良い効果があると思うんです(^-^)
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2024/10/16 18:16
いろんな絡みがあって、、モラルが吹っ飛んでいく、、

情けない事です、、恥を知れ、、人として命よりも金を取る、、権力をとる バチが当たれと思う

運動が広がり世界が平和になります様に、、宗教戦争はもうやめましょう
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2024/10/16 13:01
「NOT IN OUR NAME」アメリカのユダヤ人の中にもこんな信念のある方々がいることをケニーさんのおかげで知ることが出来て嬉しいです。悲惨すぎる現状の中で消えそうな光ですけれど、光ではありますね。



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