燃えるウ○チ
- カテゴリ:日記
- 2024/10/09 07:47:38
モンゴル旅行記の続きです。
いま私はウ○チを拾っている。
太陽が沈みかけた夕暮れの空の下、草がまばらに生えた地面に目を凝らし、黒いそれを袋に入れていく。
ある程度袋がいっぱいになったら、サンタクロースのように袋を肩に抱えてゲルへと戻る。
黒いそれを今度はカマに入れて火をつける。
黒いそれはよく燃える。
その火を使って遊牧民がご飯を作る。
私が拾ったのは馬の糞だ。
馬は基本草しか食べないので、糞の中にも草が混じってます。
それがモンゴルの強い風でカピカピに乾燥されることによって、よく燃える燃料になるらしい。
日本にいたら絶対知らなかった事、感じなかった事を沢山経験させてくれた遊牧民との生活も一旦終わりウランバートルへと戻ってきた。
私は一週間ぶりのウランバートルを楽しんだ。いつでもシャワーを浴びれるし、冷たい飲み物や甘いチョコレートを買うこともできる。本当に豊かだなと思った。
では、遊牧民の暮らしは豊かではないのか?
たった1週間、近くで見ただけだから見当外れな考えなのかもしれないけど、夕暮れ時に皆で地面に座りながら笑い合ったり、遠くに沈む夕日を皆で眺めたりしている遊牧民の表情は穏やかで温かい感じがした。
物は少ないけど、遊牧民の暮らしにも種類の違う豊かさがあると思った。
帰国予定日まで残り10日ほど。
当初の目標は馬でモンゴルを旅する事だったが、実際に遊牧民の所へ行き広すぎる大地を見てその夢は消え去っていた。
だがまだ馬に乗っていない。せめて広大な平原を馬で駆け回りたかった。
なのでもう一度、遊牧民の所へ行くことにしました。
詳しく書かなかったのですがこの時点では星はあまり見えなかったんです。
月が眩しいと感じるくらい出ていて星を隠していました。
その部分を最低限にして、身体を動かし身近な物を利用して
暮らすのは確かな生活力を実感し自信にもつながる気がします。
さて、皆で眺める夕日はきれいだったと思いますが
夜空の星はどうだったかな?
街の明るさの影響を受けてない満天の星空は
昼間の風景以上に心を広げてくれたのでは?
牛糞もあるみたいですね!
人とゆっくり夕日を眺める事ってなかなか無いですもんね。
ありがとうございます!
沈む夕日を皆で眺める…羨ましく感じます。