寒露
- カテゴリ:勉強
- 2024/10/08 00:43:24
こんばんは!8日(火)は、九州から東北にかけては曇りや雨となり、
雷を伴った激しい雨の降る所もあるでしょう。
北海道は朝のうちは雨が降りますが、次第に天気は回復に向かう見込みです。
沖縄は雲の多い天気となり、所によりにわか雨や雷雨がありそうです。
【川柳】秋をテーマに5・7・5で一句
A、キンセンカ芳香まだか待ち遠し
【寒露】 かんろ
☆寒露は夜が長くなり、露が冷たく感じられる二十四節気の一つです。
<概要>
〇寒露
この時期になると、朝晩はグッと冷え込むようになります。
実りの秋の収穫も盛りになる時期です。
雁等の渡り鳥が北方から渡って来るのも寒露の頃です。
@季節は晩秋へ!二十四節気は「寒露」!深まりゆく歩みは半歩から大きく一歩
仲秋に輝いていた「白露(はくろ)」は、
陰寒の気に出会い結び「寒露」になりました。
空気中の水蒸気の変化を寒さの進みにより、
感じ取る鋭い目に改めて驚かされます。
現在の感覚では、暑くもなく、寒くもない、
大変過ごしやすい時季といえるのがこの頃です。
とはいえ、気づかない程、
静かに進む季節を知らせてくれるのが自然の動きです。
空には到来する冬鳥達の姿、
地上に聞こえてくるのは虫の鳴き声や咲き競う秋の花々です。
★ツグミ
全長 :24cm
渡り区分:冬鳥
環境 :・市街・住宅地 ・農耕地
・森林 ・草地
・裸地
跳ねては止まって胸を張って「だるまさんが転んだ」をしているよう!
日本には全国に冬鳥として渡来し、
積雪の無い地方の水田の刈跡、畑地、草地、河原等、
広々とした背の低い草地に棲んでいます。
10月頃、シベリアから大群で渡って来る冬鳥の代表です。
日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息します。
そして、3月半ば頃になると、再び群れて北へ帰ります。
胸を張って木の枝にとまり、地面に降りて、枯れ葉の下の虫を探します。
古くは跳馬(ちょうば)と呼ばれていましたが、
これは、地面を跳ねるように飛んで餌を獲る格好からの名前です。
伝統的にカスミ網猟をしていた地方では、
食用にする習慣が依然として残り、密猟が無くなったとはいえません。
□鳥屋(かすみ網)猟
岐阜県関市上之保の鳥屋市(とやいち)という所があります。
鳥屋市の名前の由来は「鳥屋(とや)からきています。
鳥屋とは、渡り鳥の狩りの手法で、主にツグミを獲っていました。
全国で乱獲が問題になりまして、昭和22年に禁止になりました。
山の尾根に沿って、木を切って、道を造ります。
そして、かすみ網という網を仕掛けます。
山の上に小屋を建てまして、
網の内側に「おとり」といわれる鳥を入れます。
狩りは早朝に行います。
おとりの鳥を鳴かせると、
それにつられまして、鳥達が一斉に山を舌に向かって下りて来ます。
鳥が下りて来ましたら、小屋から出した「追い棒」を振りまして、
大きな音をたてます。
驚いた鳥が森へ逃げ込もうとして、
仕掛けてある網に、一網打尽に掛かります。
鳥屋はある方が覚えているだけで、
この地域に5つ以上の鳥屋があったそうです。(上之保全体では10個程)。
鳥屋と宿を営んでいた所では、お客様に鳥屋を見せていたそうです。
「私が子供の頃、父は朝3時頃に山に登り小屋に入って、
私は、朝5時頃お客さんを山に案内しました。
朝霧の中で鳥が一斉に下りて来る景色は、
今でも忘れられない程、美しい光景でした」
別の方は・・・
「小さい頃、鳥屋をやっている家に遊びに行くと、
取れ立てのツグミを食べさせてもらえてな~。
あ~れはほんとうまかった~」と話します。
■ツグミの名前の由来
冬鳥なので囀(さえず)りはしません。
そこで口をつぐんでいます。
それで・・・
ツグミと呼ばれるようになったといわれています。
@初侯「鴻雁来(こうがんきたる)
燕が南へ渡ると、入れ替わるように北からやって来るのが雁です。
雁が持ってくるのは「雁渡し」です。
それは、初秋から仲秋にかけて吹く北風のことです。
「雁来紅(がんらいこう)」は、
雁の渡って来る頃に色付くことで名付けられた、
「葉鶏頭」のもう一つの名前です。
花が鶏(にわとり)の鶏冠(とさか)のように紅くなる「鶏頭」とは異なり、
葉が紅くなります。
「雁来紅」とともに秋を鮮やかに彩ります。
江戸時代の俳人である、松尾芭蕉さんが秋を見つめて句を残しています。
「鶏頭や雁の来る時尚あかし」
@次侯「菊花開(きくのはなひらく)」滴(したた)り落ちる露には・・・
旧暦でいう「重陽(ちょうよう)の節句」が新暦では今頃にあたります。
陽の最大数「九」が重なるめでたさと、
花の盛りを迎える菊から滴り落ちる露を飲んだ人は、
長生きするという伝説も合わさりまして、
古来から宮中で「重陽の節句」に行われてきました。
長寿を祝いまして、宴を開き、
盃に菊の花を浮かべたお酒を酌み交わして、詩歌を作り楽しみました。
☆菊の露の滴りを飲むと長生きする
この伝説を調べてみますと、
紀元前に遡る中国の故事にいきつくようです。
帝に仕えた童子が間違いを起こしまして、流罪になります。
帝はそれを哀れみまして、法華経の偈(げ)を書いた枕を渡しまして、
毎朝偈を唱えて礼拝しなさいと教えます。
童子がそれを忘れないようにと菊の葉に偈を写したところ、
そこに結ぶ露が不老不死の霊薬となりまして、
飲みました童子は仙人になりました。
帝にもこの秘伝をお伝えになり、長寿を祝ったということです。
この話が平安時代に日本に伝わりまして、
菊の水の霊妙は重陽の節句とともに長寿のお祝いとなりました。
この故事が基となりまして・・・
・菊慈童
・枕慈童
これらの演目名で歌舞伎でも上演されまして、
日本人の文化として浸透していきました。
@末侯「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)耳を澄まそう!
「蟋蟀」は「キリギリス」とも「コオロギ」とも読ませます。
夏から秋へ、野で鳴いていた蟋蟀も次第に人家へ近づいて来ます。
秋が深まれば鳴き声も身近になります。
問題 ①虫の声を聴きに野山へ出かける
②虫籠(むしかご)に入れてその音を楽しみまして、
又、お互いが虫籠を持ち寄って音色を競う
どちらも「秋を楽しもう」という感性です。
では・・・
どちらが「虫聞き」で、どちらが「虫合わせ」かを教えてください。
1、両方とも同じ意味
2、①は「虫聞き」、②は「虫合わせ」
3、①は「虫合わせ」、②は「虫聞き」
ヒント・・・〇意味
@①の意味
秋の夜に野山に出まして、松虫等の鳴き声を楽しむことです。
@②の意味
自分が飼育している自慢の「虫」をそれぞれが持ってきまして、
「私の虫の声、うっとりするくらい美しいでしょう?」等、
虫の姿の見た目の美しさを審査するイベントです。
お分かりの方は数字もしくは、
どちらが「虫聞き」で、どちらが「虫合わせ」かをよろしくお願いします。
おおお~、そうですか、金木犀がようやく香ってきましたか。
そうですね、ツグミは鳴かないからこそ、気づかないですよね。
そうですね、新暦ですと9月9日ですね。
はい、千葉県の醤油蔵では重陽の節句の日に蔵出しをする所もあるぐらいですね。
問題ですが、もしかしたら分かりにくくなってしまったのかなと心配でしたが、
スズラン☆さん、分かってださりましたか!流石ですね!
その通りで2番が正解になります。
どうもおめでとうございます(祝)
午前中から雨の為、今のところ、秋の虫の音色はまったく聞こえないですね。
本日は個人的には過ごしやすいですので、嬉しいです。
ただ、人によりまして18℃は肌寒いと感じる方もおられるかとですので、
そういった場合は、防寒等をして風邪をひかないようにご注意くださいませ。
ツグミは名前だけ知ってたけど、鳴かないのは知りませんでした。
重陽の節句は風情がありますねー!
答え 2
とんでもありません、お忙しいところ、コメントをありがとうございます。
いえいえ、諸事情がおありのはずです。
あらま、そうですか、脊椎ですと様々なところに影響が出ていませんか?
私のことは構わず、どうか治療に集中して、
傷みがあるようでしたら、しっかり医師の治療カリキュラムに沿って治してくださいね。
はい、そうですね、焦らずに一歩ずつ、そのお気持ちでお過ごしくださいませ。
お休みが長引いててごめんなさいね。
私は脊椎後側湾症という病気になっちゃって只今入院待機中です。(>_<)
もう少しお休みが続きますがお許しください。
早く戻りたいですが、焦らずに一歩ずつ進もうと思いますので待っててくださいね。(^_^;)