Nicotto Town



重賞展望


中山と中京開催が終わって今週末から東京・京都・新潟開催がスタート。重賞は毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアRCの3つに加えて日本時間日曜夜にロンシャンで行われる凱旋門賞にシンエンペラーが参戦。水曜には大井でジャパンダートクラシックもあって競馬ファンにとって楽しみが多い1週間です。

【毎日王冠】過去5年を振り返ると23年こそ2秒1の後傾ラップになったけどそれ以外の4年は前後半差ほぼ1秒以内とミドルの範囲内で中盤の緩みも少な目。開幕週で勝ち時計も毎年1分45秒前後と高速巡行戦になりやすいレース。毎年10~13頭立てと頭数が揃わん割に速めの流れになってるのはここに出てくる馬がマイラー中心になっててペースを握るのもマイラー質の馬になるからかなと。今年の登録馬を見る限りマイル戦で速い流れで逃げるような馬は不在やけど前に行きそうな馬はそこそこ揃ってるし例年より多頭数になりそう。現時点で想定するならミドル~ややスローあたりかな。基本的にはフェアで決め手があれば位置取り問わずのイメージ。血統では主流血統にノーザンダンサー系を併せ持つ馬が目立つ。あとはグレイソヴリンも良さそう。

ローシャムパークは基本的には外を回して末脚を活かすタイプで器用な競馬は得意やないから大箱コースの方が良いはず。ただ2000m以上のレースでも位置を取れへんからこの距離である程度流れるなら後ろからになる可能性が高い。決してスパッと斬れる脚を使える馬ではないからね。届くような馬場や展開になるか次第な面はあると思う。1つ気になるのはルメール騎手が乗っても良さそうなところを戸崎騎手の継続騎乗になった点。シックスペンスは前走ダービーは距離が長かったことや少し掛かったのもあったけど単純に過剰人気やった。スプリングSはドスローでラスト2Fだけのレースで再現性は皆無やし、そもそも1000m通過60秒を切るレースの経験もないからね。現状では古馬の重賞級相手にやれるだけの能力の裏付けもペースが上がってもやれる裏付けも皆無。仕掛けられてからの反応が早いだけに直線の長いコースで良さが出るかも微妙な気が。ダービー時に書いたように個人的には直線の長いコースのビッグレースを狙うノーザンFの馬がデビューから3戦続けて中山使うか?って懐疑的に見てるんやけどね。ヨーホーレイクはパワー型のディープ産駒で新馬戦以来の千八で高速決着になった時にどうかってのが最大の課題かな。金鯱賞や鳴尾記念なんかは早めの流れでも追走出来てたし余程のハイペースにでもならん限り追走自体はこなせそうな感はあるけどね。ダノンエアズロックもシックスペンスと状況は似てて馬体や血統からも将来的にはマイラーになってきそうやけど速い流れの経験がないのも同じ。ただまぁ、同じように裏付けがないなら斤量が1キロ軽くて人気も下なこの馬の方がギャンブル的には気になるよなと。エルトンバローズは去年のこのレースは人気馬たちのヘグリはあったけど強い馬を相手に勝ち切ったのは立派やし前走の中京記念も59キロを背負いながら速い流れを自分から動いて3着に来たように負けて強しの内容。中山記念はノメって進んで行かへんかったことを考えればその後2戦の負けも納得。ここは前に行けそうやし人気サイドの中では展開に左右されにくいんちゃうかな。ホウオウビスケッツはペースが上がったらあかんってわけではないけどここ2戦が馬場や展開に恵まれすぎてるだけにギャンブル的には狙いにくいとこなんよね。今回は他に前に行きそうな馬も多いしね。穴っぽいところならまずはヤマニンサルバム。これも前走は恵まれた面は大きかったけど馬のタイプ的にはスローが合うわけでもないからね。気性的に前に馬を置ける枠の並びが良い。あとはカラテ。年齢的に厳しいとは思うけど跳びの大きい大型馬やから小回りよりは大箱ベター。





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