いとこのおにいちゃん
- カテゴリ:日記
- 2024/09/23 11:03:04
いとこのお兄ちゃんは
子どものころから優秀だったらしい
おにいちゃんは母の兄の息子だ
地方のかなり田舎の出身だけど
東京のW大学に入学した
若い時はそれなりに
イケメンとはとても言い難いが
わたしたち姉妹には
やさしい素敵なおにいちゃんだった
お兄ちゃんが大学生の時
多分東京から帰省の帰り道 はるばるわたしたちの家を訪ねてくれた時
小中学生だったわたしたちに
そのころ人気だった「星の王子様」の本をプレゼントしてくれた
ありがと〜と言ったものの実は
その本母が買ってくれていて
既に持っていた
だけど
学生運動が過熱していたそのころ
お兄ちゃんも
高校生集めてデモをやったとか
やらないとか
詳しくはわからないが
そんなこんなで 勿体無いことに
大学を中退してしまった
それから数年後
わたしが短大生の時に祖父が亡くなり
わたしと妹は学校を休んで一家で
母の実家であるお兄ちゃんの家に
行ったのだった
その時 短大生のわたしが
おにいちゃんに
ねえ なんで大学やめたの?
と言うとお兄ちゃんは
もう…言わないでくれ
と答えた 後悔してるんだ…
それから何十年後?
わたしたちは母娘3人でまた
今度は亡くなった母の兄である
おにいちゃんの父の法事に行った
おにいちゃんは母親が小柄なせいか
小さめの男だったのだが
そのころにはもう
横幅がめっちゃ広がってて
髪の毛も少なめになっていて
さらには その発言たるや
セクハラでパワハラではないか
おにいちゃんは自分の妹の息子が
親戚のおばちゃま方に混じって
身軽に動いているのを見て怒った
男は座ってろ!と
甥っ子を無理矢理引きずるようにして
長机の席に座らせた
そこまでしなくても…
介護士を目指していてとても優しい
よく気のつく甥っ子なのだった
わたしたちの祖父は
住所を書かずに名まえだけ書かれた
郵便がちゃんと届いてしまうという
有名な地元の名士だった
そういう家の孫息子だったからなのか
おにいちゃんは大学中退でも
地元の〇〇大学の事務局?みたいな
いい仕事についていた
あの時わたしたち姉妹に
「星の王子様」の本をくれた
大学生のおにいちゃんは
セクハラでパワハラな昭和の親父に
なってしまっていた
まあなんです、元気にしております。サンキュウ。
ちゃうか。
子供だから見えてなかっただけなのか・・・
当時から要素があったのかもしれないけど・・・
おじいさんの顔で、就職先がもらえるなら、大学中退でもいい人生よね。
すわってても、周りがうごいてくれる時代にギリギリいれて、いい人生よね。
おかあさんのお彼岸だったね。
keiちゃん。
お疲れ様。
事務局長か・・・有名な人がうちの大学にもいたよ。
私が通学してる当時は、下っ端事務員だったけど、いまは長がついた役職してるんちゃうかな・・・。