ゼラニウムと言えば
- カテゴリ:日記
- 2024/09/23 04:14:57
日本では知られてないけど、ドイツ人作家で
ヴォルフガング・ボルヒャルトという人がいて、
第二次世界大戦で兵隊にとられて戦争に行ったけど、
(おそらく)自分で自分の指を撃って吹っ飛ばして兵役逃れ、
その他の言動も反体制的でケシカランと投獄されたりもして、
体を悪くして、戦後間もなくわずか26歳で亡くなった。
この、晩年、戦争体験をしてから書いた作品がどれもすごいの。
大学生当時、ひょんなことで手に入れた特装版の本を夢中で読んだ。
人生短かったので、書いた作品数も少なくて、1冊に収まる。
けど、遺稿集という薄い本が別に出ていたので、それも買って読んだ。
そのなかに、『悲しきゼラニウム』ってタイトルの短編があってねw
ゼラニウムというと、それ以来これを思い出してしまう。
たったの3ページだけど、とっても悲しく切ないお話。
ニコタのゼラニウムは普通にきれいで花束はかわいいけどね(´∀`)
へえ~、匂いが苦手なのか、どんな匂いだっけなあ?
茎とか葉っぱが割と毛むくじゃらだったのは覚えてるけど……。
ボルヒャルトの作品でも最後にゼラニウムの匂いが出てくるよ。
アロマにあるんだねえ、好きな人は好きな匂いなんだね。
例えば肝臓が悪いとその匂いが苦手、とか?
面白いね!
アロマテラピー、私もドイツで友達がちょっとハマってて
いろいろ嗅がせてもらったよ。
ホント時間と気力があれば、あ、お金も必要か!(´∀`)
日本でも昔からお香当てるやつとかあったもんね。
でも人生でできることは限られてるから、選ぶしかないよねえ……。
ジェイソン・モモア、けっこう好き~(´∀`)
へえ~、そんなこと言ってるのね、そんでバイクで全米一周、したのかな?
でもホント、できるときにやりたいことはやっておかないとね!
ボルヒャルト、『たんぽぽ』って本が出てるはずだよ。
ちょっと高い本だから、図書館とかにあるといいけど……。
そうなのよ……。反戦プロパガンダみたいなのも書いてて、
それもあって何度も投獄されたりしてるの。
そしていちばん戦闘が激しい前線に送られたりね。
それでも戦後病気で、友人がスイスの病院を手配して彼を送ったんだけど、
そこではナチの兵士とか言われてひどい扱いだったらしい。
でも戦争に行かなかったら、こんなすごいもの書けなかったかもしれないから、
人生って皮肉だよね。
作品は、重苦しくて悲しい話が多いけど、日本語では『たんぽぽ』ってのが出てるみたい。
ゼラニウムの話も入ってるかなあ、どうかなあ?
母が買ったはずだから、訊いてみるわ!
でも好きな人もいるんだよね。
アロマにあるもん。
その匂いが好きかどうかで、健康状態の指標になるんだとか。
何の指標だったかは忘れたよ。
アロマテラピーも、学べばいろいろ役立つことはありそう。
時間とお金と気力があれば。
おいしいもの、きれいなものと同じく、良い匂いも幸せのもとだもんね。
もちろん、美術や音楽や文学もね。
何を自分のトップに持ってくるかは、その人次第だけど。
若くして亡くなったのか、そういえば俳優のジェイソン・モモアがこんなことを言っていた。
Life is short. I want to do this.
ここのthisというのは、バイクでアメリカ中を巡る(そして芸術家達に会う)旅番組のことなんだけどね。
全然違う話でごめんね。
でも、小説家も、芸術家だものね。
3ページの切ない話かぁ、僕も読んでみたいなぁ。
彼もまた戦争の犠牲者なのかもね。だって投獄されたりしなければ、作家としてもっと長く生きられたかもしれないもの。
「悲しきゼラニウム」読んでみたいな。ちょっと探してみようっと。