Nicotto Town



ビブリア古書堂の事件手帖1を読んだ

『ビブリア古書堂の事件手帖1』

あらすじ:
主人公五浦大輔は23歳就活中の青年。
思いがけず亡き祖母の『漱石全集』に、作者の署名があるのを見つける。
そこで、近くのビブリア古書堂に査定に持ち込もうとする。
店主は古本屋のイメージに似つかわしくない、
若くきれいな巨乳の女性篠川栞子だった。
しかし、彼女は怪我をして入院していたため、
五浦大輔は入院先の病院へと向かう。
そこで大輔は、古本の署名から自分の出生の秘密を知ることになる・・・

感想:
評価は5点中4.5点。これといっておかしな点のない良書だと思う。
四話構成になっており、各エピソードごとに少しほろっとさせられる。
例えるなら、TVドラマの”相棒”の脚本に似ている。
それに、毎回古書のうんちくがあって楽しいし、
最後も、伏線を回収するような作りでよかった。

気になるほどではないけど、人によっては推理がちょっと強引に感じるかなぁ。
1話ごとにキーとなる書籍があって
夏目漱石の『漱石全集(三四郎、門、それから)』、
小川清の『落穂拾ひ、聖アンデルセン』、
クジミンの『論理学入門』、
太宰治の『晩年』があるんだけど、
これらの書籍について知っている人は、もっと推理が楽しめると思う。
自分は漱石しか読んだとこなかったけど、読んだのが昔過ぎて全然記憶になかった。

ただ、どういうわけか2巻目をあまり読もうという気にならないんだよね。
多分、1巻でほぼ話が完結していて、
続きが気になるって感じが無いせいかも。
それと自分には、ちょっとまとも(まじめ)過ぎるのと、
甘酸っぱい青春が眩しすぎてつらいかな。

次のラノベは、クトゥルフ系の『俺の正気度が低すぎる』でも読もうかと思っているんだけど、
今読んでいる本が渋滞しすぎていて、少し遅くなりそう。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.