Nicotto Town


ぴのぴののなんでも日記


『光る君へ 第35回』の2回目をいま観てまーす!


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 仙台の雨のため、正念場のファイターズ戦が中止・・・。
実家の道産米買い出しと本州送付を手伝って帰って来ました。21時からは「ブラックペアン2」も最終回。
 明日は、目覚ましかけずに寝まーーす。
  
 では「光る君へ 第35回」を2度目を観ながら考察します。

  • ・「源氏物語」を読んでるひとには、引用多数でおもしろいんだろうなあ。「白い夕顔~」って??

  • ・伊周隊襲撃はこんだけでした・・・。逆に伏線張って「狙ったのは道長ではない!!!」とは・・・。
  • さて、あの一行の中で、伊周が消しておきたい人物とは??
  • 直接の仇ではなく、のちのち邪魔になる者??
  • うーーん。「頼通」+同行してたらもうひとりの源俊賢が言ってた子を消す では?

  • ・「和泉式部日記」の発想はまひろかーーい。それにしても魔性のおんなだよなー。

・斎院は役所?中将は役職?

 予告編についにウイカでたあー。
 紀行ではさらにビックリ、当時の埋めた経文がホントに残っているのかあああー。1000年以上前に埋めた紙・・・。すっげーー。

                      かな?
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2024/09/25 23:55
> ユーミさん
 御礼、おっそくなりました!!
 今回も多岐にわたる深掘り解説をどうもありがとうございました!!

 これからも『源氏物語』をかぶせてのオマージュが数多く出て来るのかなあー。
 なんだかくやしいです・・・。
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2024/09/24 15:18
不問にふしたのも一応史実です。
仕事に関しては今一つの評価が多い惟規ですが、歌人としての評価は高いです。

「和泉式部日記」は、ドラマの様にまひろこと紫式部に薦められて、という訳ではないと思いますが、恋人だった敦道親王の服喪中の一年に書かれたものではあるそうです。
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2024/09/24 15:09
この物の怪の正体は、作中では明らかにされていませんが「六条の御息所(みやすどころ)」という女性の生霊と解釈される事が多いです。
「六条の御息所」は光る君の初期の恋人の一人で、光る君の父桐壺帝の弟(前東宮)の后という高貴な女性ですが、光る君に対する独占欲が強く、生前は生霊となって光る君の嫡妻「葵上(あおいのうえ)」を、死後は光る君の事実上の嫡妻「紫の上」を憑り殺しています。
これらのことから、「夕顔の君」を襲ったのも彼女ではないか、と思われる事が多いです。
まぁ、元凶は女性遍歴が激しすぎる光る君だと思いますが。

道長暗殺未遂事件は、まぁ、あんなものでしょう。
史実でも噂だけでしたし。
ただ、「狙ったのは道長ではない」という伊周のセリフを額面通りに受け取るわけにはいきません。
あれは、弟に対する負け惜しみでしょう。
暗殺が成功したとしても、伊周が思い描いた中関白家が返り咲く未来は来ない、と隆家に止められて少し頭が冷えて現実が見えたのでしょう。
ただそれを素直に認められないので、「道長をねらってなんかいねぇんだよ、このうつけ弟が」と負け惜しみが口をついて出た感じでは?

今回は口に出た言葉とは裏腹な想いとか、言葉にならない想いとかが多かったですね。
前者は伊周、後者は彰子の唐突な告白を受けての一条天皇とまひろ。
いきなりの「お慕いしております」発言を受けた一条帝の、驚きや困惑と共に「漸く正面からぶつかってきてくれた」というある種の歓喜(? と言えば良いのかどうかわかりませんがプラスの感情だとは思います)等を科白無しの表情だけでの表現はお見事でした。
まひろの方はもう少し分かり易く、心の内をお伝え為されませ、と薦めはしたものの「だからといって、どストレートにここで言っちゃうの?」とでも思っていそうな内心が良く伝わってきました。

斎院は、ここでは賀茂社の斎宮(選子内親王)の宮を意味している筈です。
「斎院の中将の君」は、斎院にお仕えする(斎宮にお仕えする)女房ですね。中将は本人の官職ではないと思いますが由来は不明です。父親の源為理(みなもとのためまさ)は斎院長官で従五位下です。
藤原惟規の恋人で、惟規が夜な夜な中将の君のところへ通って警護の者に見とがめられた逸話は「今昔物語」にあります。
惟規が詠んだ歌を斎宮の選子内親王(のぶこないしんのう)が気に入って、惟規の行動を
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2024/09/24 14:25
こんにちは^^

一週遅れになりましたが、とりあえず書いていきます。

道長の御嶽詣でに関しては、その道程は御堂関白記に詳しく書かれています。
どのルートを取り、どこで宿泊したか、金峯山寺以外の道すがらの寺々にもお参りをしてお布施もしているのでその内容等々。
読んでみるとかなり面白そうです。
8月2日の真夜中(2時)に出発し、9日かけた8月10日に蔵王権現に到着しています。
翌11日には、子守三所、護法所三十八所を参拝してから山頂の本堂に参拝しています。
ドラマで大変そうだったのは、この山頂に至る道程だろうと思われます。
ちなみに道長が辿った吉野からのルートは、まだ簡単な方で、吉野から更に南下して大峰山系を通るルートは非常に険しく過酷だったらしいです。こちらのルートは、修験者や相当に信仰心が篤い人が利用したのだとか。
また女人禁制だったので(現代でも大峰山の方は女人禁制の筈)、参詣するのは男性に限られました。

「源氏物語」を読んでいる人は、多分全く知らない場合より楽しめるポイントが多くなって面白いと思います。脚本の大石氏が、「源氏物語」を相当に読み込んで(その他、枕草子、紫式部日記、御堂関白記、小右記、権記、和泉式部日記等も)それらを織り込んで脚本を書かれている様ですので、ベースとなるものにつういての知識が豊富にあれば、それだけ「光る君へ」という作品に対する理解も深まるというものでしょう。
「白い夕顔~」は、庭の垣根に白い夕顔の花が咲く家の住む女性「夕顔の君」のことですね。
「源氏物語」には「道長」や「まひろ」といった個人を示す固有名詞は一切登場せず、主人公すら光り輝くように美しいので「光る君」と呼ばれた、と書かれるのみで名前は不明です。
臣籍降下して源姓を下賜されたので源氏の君とされていますが、本来なら「源〇〇(みなもとのだれそれ)」とあるべきなんですけどね。
「源氏物語」は登場人物も大変多いのですが、固有名詞を一切出さずに描写しきったところが作者紫式部の凄いところだろうと思います。
さて、「夕顔の君」ですが、実は光る君の親友である頭中将(とうのちゅうじょう)の妾妻で娘(後の玉蔓)がいますが、頭中将の嫡妻の嫉妬を怖れて姿を隠し市井に紛れて暮らしていました。そこで光る君と出会い恋愛関係になりますが、物の怪(誰かの生霊)に憑り殺されてしまいます。




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