Nicotto Town



ゴーストハント1を読み終えた

小野不由美の「ゴーストハント1旧校舎怪談」読み終えた。


ストーリーは、学校の旧校舎を取り壊そうとすると事故や奇怪な事件が発生するため工事が進まないでいた。
そこで、心霊現象の調査事務所である渋谷サイキックリサーチ(SPR)が調査を開始する。
ひょんなことから高等部に通う谷山麻衣は(SPR)の仕事を手伝うことに。
(SPR)の所長は17歳の美少年渋谷一也通称ナル。
さらに、派手な巫女”松崎綾子”、破戒僧”滝川法生”、有名霊能者”原真砂子”、金髪で関西弁の神父”ジョン・ブラウン”が加わり、話はどんどんややこしい事になっていく。
という感じ。

この本出版は2010年くらいなんだけど、どうも89年出版の小説のリライトでちょい古臭いんだよね。
作中にスマホやケータイも出てこないし、女学生は完全に自分の同級生って感じ。
正直、ラノベに抱いていたイメージとは違ったんだけど、結構面白く読めた。
評価は甘くつけて5点中4点。
ー1点は主人公がちびまる子ちゃんにしかみえないことと、あとちょっと主人公の掘り下げが足らないかなぁ。
家族も出てこないし、女子高生なのに平気で夜泊まったりするのもちょっと違和感(まあ、のちに家庭環境は語られそう)。
でも、その分サクサク読めた。

肝心のオカルトの部分は結構ちゃんとしている。
例えば、ポルターガイスト現象を最初に分類したのはフランスの警察官エミール・ティザーヌが1951年にまとめた報告書で、「爆撃、ノック、異音、ドアの開閉、物体の移動、(奇妙な)運動、侵入、出現、異物の表面温度の上昇」の9項目
とか、オカルトの知識が得られるだけで自分は嬉しい。
今のところ、一応シリーズ全巻読むつもりでいる。

まあ、性格の悪い美少年のナルシストに徐々に惹かれていく女主人公って、少女漫画あるあるで読むに堪えないんだけど、それをいったら少年漫画とかにもあるからそこは言いっこ無しだな。
あと、思ったより漢字つかっていてびっくりしたw
ラノベってもっと漢字つかわないかと思ったんだけど、”螺子(ネジ)”はさすがにひらけよw





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2024/09/14 21:05
小説家はやたらと難しい言葉を使いたがるのです。
漢字はワープロの普及とともに書く方が苦にならなくなったので、
やたらと難しい漢字を多用する人が増えて困る。

ラノベは児童書ではないので普通に漢字が使われます。



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