ジュンチャンと世界を巡る 第62回はニカラグア
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2024/09/13 08:19:01
今は憧れの中央アメリカに来ています。
中学生に地理の時間の前に遊んでいた、「グアテマラ、ニカラグア、ホンジュラス、コスタリカ、エルサルバドル、パナマ」という国々が登場しています。
今回は、ニカラグア(国名はニカラグアの地に勢力を保っていた先住民の一つ、ニキラノ族の首長ニカラオがその由来)です。
ニカラグアは中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカの共和制国家で、狭義の中央アメリカで最も面積が広い国で、北西にホンジュラス、南にコスタリカと国境を接し、東はカリブ海、南西は太平洋に面しています。
また、カリブ海にコーン諸島やミスキート諸島を領有していて、首都はマナグアです。
ヨーロッパ人の到達以前のこの地にはチブチャ系の諸族が居住していて、北方から来たトルテカ族、アステカ族との混血に寄り豊かな文化が形成され、美しい陶器や石像を今に残していますし、アステカ帝国最南端の交易所もあり、中米地峡の北と南を繋いでいました。
この国も他の中央アメリカ諸国と同じように、大航海時代をへてスペインの植民地になりました。
スペインから独立後は、豊かな自然資源を持ちながらもアメリカ合衆国の実質的な支配を受け、自らの経済・社会を築く機会を失ってきました。
その後、1936年から1979年まで続いたソモサ一家の独裁政治と、ソモサ独裁に対するニカラグア革命後の内戦のために開発は極めて歪な形でなされ、そのために国民所得や識字率などが中央アメリカでも未だに低い水準にあります。
ニカラグアは他の中央アメリカ諸国と同じようにコーヒー豆の産地です。
ニカラグアで大規模なコーヒー栽培が開始されたのは1850年代と言われ、1870年代には国の主要輸出作物になるほどの成長を遂げました。
生産されたコーヒーの大部分はヨーロッパへ輸出され、1992年にはついにニカラグア最大の農作物になっています。
コーヒー栽培は主に標高の高い火山地帯で行われているため、昼夜の寒暖差でコーヒー豆の栄養が増えて品質が向上し、さらに火山性の土壌はミネラルを豊富に含むので、気温差だけではなく土からも十分な栄養が行き渡ります。
また、他のコーヒー生産大国のように、乾季と雨季が交互に訪れるため雨量も安定しており、コーヒー栽培に欠かせない条件がニカラグアにはしっかりと揃っているのです。
ニカラグアの観光地も紹介します。
まず、スペイン植民地時代の町並みが残る古都グラナダです。
グラナダはニカラグア湖の北西岸に位置し、1524年にフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって創設されました。
スペイン植民地時代に作られた「コロニアル様式」の町並みがセントラルパークを中心に広がっていて、カラフルな建物や教会、町には観光用の馬車が走り、タイムスリップしたような気持ちになります。
次に、ニカラグア湖に浮かぶ二つの火山の島であるオメテペ島です。
ニカラグア最大の湖ニカラグア湖に浮かぶ島はひょっこりひょうたん島のような形をしていて、北側がコンセプシオン、南側がマデラスという火山で、コンセプシオンは今でも時折噴煙をあげる活火山です。
島は自然が豊かで、ニカラグア湖や湧き水のプールで泳いだり、ネイチャーツアーや乗馬などのアクティビティーもいろいろあります。
最後にモンバッチョ山です。
モンバッチョ山はニカラグアで人気のある火山名所の一つとして知られている所で、山の中腹ではニカラグア湖やグラナダの市街地の素晴らしい景色を見ることもできるニカラグアの観光スポットの一つです。
山を一周するハイキングコースもあり、天然記念物に登録されている多くの植物を観察することもできます。
釣り師は少年時代の思い出を胸にニカラグアを旅しますが、皆さんはこの国の、どこを旅してみたいですか。
台湾という中国大陸の福建省や広東省からのボートビープルと原住民で出来ていた無主の島(独立国となった歴史さえ持たない。)は歴史に翻弄され、あるときは清にあるときは日本の支配下に置かれた。
第二次世界大戦終了後、突如中華民国(蒋介石一派)が中国本土から逃げてきて、この島を占領した。
蒋介石・蒋経国時代は、台湾は戒厳令下で、台湾に生まれた人々は理由もなく、国家から襲われる危険に怯えていた。
台湾が李登輝を総統に持った時代は、地球規模での冷戦終結が始まった時代でもあった。
ベルリンの壁は崩壊し、ソ連は解体し、東西二極対立の時代は終わった。
しかし、引き続き台湾問題は存在する。
台湾問題とは、中華民国が実効統治している台湾の政治的地位および主権帰属に関する中華人民共和国と中華民国の政治問題で、中台間では両岸問題の呼称が用いられている。
中華人民共和国政府は「一つの中国」原則を主張し、二重承認を絶対に認めない立場を取っている。
台湾当局は李登輝が総統に就任した後、中華人民共和国とは別個の国家としての「中華民国」の地位を明確化しようとし、二重承認を容認する動きも見られた。
しかし今日、二重承認は実現せず、台湾を承認する国は年々減少しているのが実態。
その数少ない国の一つが、ニカラグアのようですね。
きっと両国は、同じような歴史的な悲しみを持っているので、惹かれ合うのではないでしょうか。
台湾は日本の領土だった時代に日本の支配政策により発展した国なので
いろいろと日本びいきで、釣り師も基本的には台湾承認に賛成です。
中国はチベットや西域も国土としていますし、少数民族も確か50を超えていますので
いろいろと問題の多い、難しい国です。
社会主義国なのに「なぜ台湾を承認してるの?」と思っていましたが、今では思想と経済は別物なのだと理解しています。