Nicotto Town



思い出の絵本は?

母が絵本好きだったので、思い出の絵本は山ほどある。
ねずみくんのチョッキ、からすのパンやさん、ノンタン、はらぺこあおむし、ぐりとぐら、おしいれのぼうけん、三びきのやぎのがらがらどん…
作家でいうと、いもとようこさんの絵本は特にたくさんあった。

それらの中でもいちばん印象に残っているのは、谷川俊太郎作の『もこもこもこ』だ。

この絵本には文章がない。人も動物も植物も出てこない。
「擬音」と「図形」だけ。
なのに、ストーリーを感じる。
最後のページまで辿り着いた後、すぐ最初のページに戻りたくなる。後ろから読んでみたりもした。

絵本にありがちな、教訓とか、主人公の成長物語とか、メッセージとか、なんもない。
ただその絵本だけがそこにある…という感じが、唯一無二だなと思う。

#思い出の絵本は?




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