Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


深淵の中の蝶

第八章

隣人が私へと話しかけてくれた理由を知る由もない私は、起きるにしては遅い昼過ぎに起きていた。体を伸ばしながら、ベッドから起き上がり兎に角薬を飲むことにした。薬がないと頭が起きてこない私は薬を飲み、煙草へと火を点ける。
ぼーっとしながら煙草を吸い続けていた。…今日は20時だったよなと段々と回るようになってきた頭で、悠さんは食事採れるかな…と考えていた。
昨夜溶いていた卵を思い出し、卵焼きにして持って行こう、そんな答えに辿り着いた私だ。…さて、洗顔やら済ませようと思い立った私は洗面台へと向かう。
「いつも通りの朝」を過ごし、少しばかり散らかっていた部屋の掃除を始めた。
集中し始めて掃除が終わる頃にはすっかりと日も暮れ、18時半を過ぎる時間になっていた。身体にほんの少しばかりの疲労感を覚えた私はリラックスのために柔らかい香水を纏い、煙草を吸うことにした。煙草に火を点け、香水と煙草の香りへと酔いしれる。少し外の空気を感じたくなった私はベランダを開け、ひんやりとした空気感に安心感を覚えた。白湯を飲もうと思い、お湯を沸かし始める。白湯が出来上がる頃、私の身体は冷え切っていたが、なんだか心地が良かった。1時間程白湯と煙草を堪能していただろうか、時刻はすっかり19時を廻っていた。…そろそろ卵焼きでも作ろう、そう思い立った私は重い腰を上げた。昨夜溶いた卵を冷蔵庫から取り出し、卵焼きを作り始める。…悠さんは甘い卵焼きが良いかな、と思った私は少しばかり砂糖を加え焼き始めた。あっという間に卵焼きが完成し、私は煙草を吸う事にした。悠さんは今日は仕事だったのだろうか…そんな事を考えている内に、そろそろ時刻は20時になろうとしていた。私は卵焼きにラップをし、隣人宅へと行く準備をし始めていた。ほんの少しのメイクもして。食事の邪魔にならない程度のとても柔らかな香水を纏い、20時ぴったりの時間に隣人のインターホンを鳴らしていた。

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2024/08/24 11:43
薬を飲むことでやっと色々できるようになる
ありがたいような面倒なような気持ちになりますね(;´・ω・)
それでもお掃除などしてるなんてえらいなあって私は感じます
私なら・・・ぎりぎりまで寝てるかもしれません
主人公さん色んな香水をお持ちなのですね
いいなあ
香水大好きだけど詳しくなくて
でも香水コーナーで香りを嗅いでいるとだんだんわからなくなってしまって
結局買わずにとぼとぼ帰ることが多いです
「香水を纏う」っていう表現とても好きです
付ける じゃなくて 纏う
ほんとそう私も使いこなしたいです
美味しい気持ちのこもった卵焼き 隣人さんの力になれますように

いつもありがとうございます(*・ω・)*_ _)ペコリ



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