美術展『カナレットとヴェネツィアの輝き』
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2024/08/17 09:50:26
静岡県立美術館へ
『カナレットとヴェネツィアの輝き』を観に行きました。
むかしからの友人が
若女将をつとめている
温泉旅館へ宿泊した際に
友人から本展の情報を
おしえていただいたので
帰り道に立ち寄ってみることにしました。
訪れるのは二度目だけれど
小高い丘の中腹にあり
自然に囲まれていて
どことなくのどかな雰囲気の美術館ですね。
カナレットは
ヴェドゥータ(都市景観画)の名手として
知られる画家です。
ヴェドゥータは
18世紀のヨーロッパで
上流階級の旅行のお土産として
重宝されたようです。
展示室には
ヴェネツィアやロンドンなどの
名所を描いた絵画が並んでいました。
暖かみのある色調
きりりっとした遠近法の構図
細部に渡る描き込みなどなど
まさに職人技といった感じ。
まるで写真のようだけれど
実際の風景よりも見映えよくするため
いろいろと脚色ありありとのこと。
当時のファッションに身を包んだ人々も
あちらこちらに描かれていて
じぃっと観入っていると
絵の世界にトリップしたかのような
感覚を味わえるのが楽しいですね。
カナレットに影響を受けたとされる
他の画家
有名どころでは
ブーダン
ターナー
モネ
シニャックなどの
景観画も展示されていて
それぞれの美しさを堪能しました。
本展は次回
SOMPO美術館へ巡回するとのことです。
当時は絵をそのままお土産で持って帰るような時代だったのですねw
でも、お家に飾っておきたくなるくらい綺麗な絵ですし、
写真のように描かれた街の絵を眺めるたびに、楽しかった旅行の
思い出が蘇ってきそう♪きっと人気もあったでしょうね(*´ー`*)
美術館で素敵な時間を過ごせて良かったですね^^
脚色があっても、どうせ昔の正しい風景はわからないから、
きれいならOKですよ(笑)
有名な画家が影響を受けたんですね。
旅行土産に絵、というのも、さすが上流階級w