戦え‼ぽん家 ぽん家 戦いの渦へ飛び込む
- カテゴリ:日記
- 2024/07/17 19:41:32
「共闘合体‼」
ゾーゼが呼び出した5体のメカはアルマジロメカが身体、ドリル戦車が
右腕、ドライバー型メカが左腕、カメ型メカが右足、カバ型メカが
左足の人型に合体し、ゾーゼは合体メカに吸い込まれた。
「完成‼…この形態の名前考えてなかった。(・ω≦) テヘペロ」
未だすすり泣いているぽん太を除く4人はズッコケた。
「ジジイが(・ω≦) テヘペロなんて言うな‼気持ち悪いんぢゃ!」
「まあ、そう言うな。この私自らが総合的に判断して適切な名前を
検討してやろう。そうだな…ポンデス軍を統べる私は王者の中の王!
王を示すキングと王者を組み合わせ、名付けてキングオージ…」
「ス、ストーーップ‼それ以上言うと日本中の子供達から訴えられる
からやめろーー!」
今まですすり泣いていたぽん太が急に我に返ってゾーゼのセリフを
全力で遮った。
「そ、そうか?ならば…ポンデス軍の頂点に立つ私は偉大、絶大、
強大である!故にダイオージ…」
「振り幅広いな!ぉい‼σ( ̄∇ ̄;)でも名前しか知らんわ‼」
「うるさい奴だな~。ならば私は文字通り火の玉となってお前達に
立ち向かおう。太陽神アポロンのように。だからダイアポ…」
「もーええーっちゅうねん!キ〇エナ〇ジーしか知らんわ‼」
「仕方ないな…まあいい。今の私は巨大化したゾーゼ!文字通り
ダイゾーゼなのだ‼」
「「「「「・・・」」」」」
5人はどこかの国の脱税眼鏡を思い浮かべ、力なく項垂れた。
「最初からそれを出しておけばよかったんじゃ?」
我に返ったぽん太が問い質した。
「完全に融合してしまったからもう元に戻れんのだ…だが!弟達を
失ったことに比べれば些細なこと!1つ付け加えておくとさっき
バリアを張ったからお前達の巨大兵器は呼べんぞ!」
「さすがにこれはまずいのぅ…な~んて焦ると思ったか?」
「恐怖のあまり気が狂ったようだな。ハッハッハッ。」
「果たしてそうかの?4、5、6、ポン!ポントマシン発進!」
ぽみ平は腰のガラケーを操作し、ガラケーから光の玉を射出した。
光の玉はどんどん大きくなり、光の玉の中から超高速戦闘機、
重爆撃機、重戦車、双胴型潜水艦、偵察型マシンが現れた。
「みんな!あれに乗り込むんぢゃ!」
5人はポントマシンに乗り込んだ。
「操縦方法はみんなの強化装甲に送信した。いくぞ!レッツ!」
「「「「「ポントイン!」」」」」
たとえ嵐が吹こうとも…略
地球の夜明けはもう近い。
「ポンテースファーイブ!」
ポントマシンは巨大な人型に合体した。
「いくぞ!」
ぽん太はダイゾーゼに向かっていった。
ダイゾーゼは左腕のドライバーを振り回してきた。ぽん太は身体の
向きを変えて躱し、ドライバーを掴んでダイゾーゼの肩を中心に円を
描くように振り回し、斜め下に引き落としてすっころばした。
「ポンテスバズーカ!」
すかさず手首を折り曲げて腕から砲身を出してミサイルを撃った。
「マツノシールド展開。コーノブロック!」
ダイゾーゼの前にバリアが現れ、着弾するとガラスのように割れ、
破片がぽん太に飛んで行った。
「うぐくっ!」
ぽん太は破片の嵐を躱しきれず、幾分か直撃を受けた。
「くらえ!ブンシュンキャノン連続発射!ギワクミサイル乱れ撃ち!」
「ぬわ~~っ!」
ぽん太はキャノンとミサイルの直撃を受け、仰向けに倒れた。
「ニシムラドライバー!」
ダイゾーゼはジャンプして左腕のドライバーを射出してぽん太の両手、
両足、腹を貫き、ぽん太を地面に磔にした。
「タヒね!ユーコドリル!」
ダイゾーゼは右腕のドリルを回転させてぽん太に迫った。
「ぬおお~~っ‼」
ぽん太は右腕を振り上げてドライバーを貫通させて引き抜いた。
「超椪磁ストリング!」
ぽん太は腰のベルトを引き抜いてダイゾーゼの左足に搦めて
ダイゾーゼを放り投げた。
残りのドライバーも引き抜いて立ち上がって超椪磁ストリングを
もう一本出した。
「超椪磁ゴマー!」
腹が開き、側面に棘の付いた駒を2個射出。超椪磁ストリングで
巻き取って放り投げ、ダイゾーゼの両腕を切り裂いた。
「今だ!椪空剣!」
胸飾りから柄と刃が現れ、巨大な剣となった。
ぽん太は真っ二つにすべく剣を振り下ろして胸まで切り裂いたが、
そこで剣が折れてしまった。
「そ、そんなバカな!」
「焦るでない、ぽん太。これでも十分倒せるぢゃろ。」
ぽみ平が諫めようとしたが、
「それはどうかな?ぬおお~~っ!」
ダイゾーゼが気合を込めると剣が抜け落ちて裂けた部分がくっついて
傷が塞がり、腕も磁石のようにくっついて傷が塞がった。
「うっっそだろ~~⁉(武〇三郎風)」
「私はポンデス様の闇の加護により、不死身である!故にいかなる
攻撃も私には効かぬ!シイカバオキック!」
あっけにとられていたぽん太は左廻し蹴りを食らって吹っ飛んだ。
「レンホーバインド!」
ダイゾーゼの右足つま先の亀の首が伸びてぽん太に巻き付いた。
「ツジモトファング!」
すかさず亀の頭が鎌首をもたげて噛みついてきた。
ぽん太は首を左右に振って攻撃を躱し、腕を広げて引き千切った。
残った首は元の位置に戻り、千切れた先から亀の頭が生えてきた。
「くそ~!このままじゃジリ貧だ!」
「ぽん兄!ぽん兄!」
「この忙しい時に何だ!ポンシロウ!」
「どうやら体内にある核が再生を司どってるようだよ。」
「じゃあ、それを砕けば…」
「そうなんだけど体内を縦横無尽に駆け巡ってるから難しいよ。」
「いや、一つだけ方法が…|電柱|ヽ(_ _|||)))) オェェェ!!」
「どうした?親父。」
「操縦席が足だから揺れがひどくて_| ̄|○、;'.・ オェェェェェ」
「親父、何か策があるのか?」
「あ…ある。ぢゃが大量のエネルギーを消費するからエネルギー切れに
なるぢゃろう。だから外したらおしまいぢゃ。」
「どのみちこのままじゃ、いつかはやられる。親父、頼む。」
「よし…6、6、6、ポン!ゴルディポンハンマー発動承認‼」
ガラケーが射出した光の玉から巨大なハンマーが現れた。
ぽん太はハンマーを握り、石突から巨大な釘を引き出した。
「ゴルディポンハンマー‼」
ぽん太はブースターを全開にして急上昇し、ダイゾーゼに向かって
急降下した。
「無駄なあがきはやめろ!」
ダイゾーゼはミサイルを撃ちまくったが、ぽん太は被弾を厭わずに
突っ込み、ハンマーで釘を打ち込んだ。
「何をしようが私には効かん!」
お構いなしにぽん太はハンマーを返して釘抜の部分で強引に釘を
引き抜いた。釘の先端は触手のように枝分かれしてダイゾーゼの核を
把持していた。
ダイゾーゼは信じられないものを見たかのように目を大きく見開いた。
「そんなバカな!やめろ~!やめてくれえ!やめるうぅんだ
ぽん太~!ぶうっとばっすっぞおぉ!」
「光になれえぇぇ‼」
ぽん太はダイゾーゼの慟哭を無視してハンマーを振り下ろした。
ゴルディポンハンマーが放つ膨大な重力エネルギーをくらった
ダイゾーゼは光を上回る速度で落下したために存在そのものを
維持することが出来ず、分子レベルで光子に変換され、霧散した。
何とかタイゾーゼを倒すことは出来たがボディはボロボロ、
右腕は砕け散り、エネルギーが切れて動けなくなった。
「ここからは降りて先に進もう。」
ぽみ平の呼びかけに皆首肯して先を進み、大きな扉の前に辿り着いた。
扉を開けると輪郭が判然としない人型のシルエットに双眸が不気味に
輝く黒い靄のようなものが佇んでいた。
「ようこそ、ぽん家の皆さん。お待ちしていましたよ。」
つづく
次はどんな戦いでしょうか^^ 乞うご期待ですね^^