Nicotto Town



私の片思いは、誰かの恋に乗っていた。

考えてみたら、小学生の頃好きになった男の子は違う人好きだったし、中学生のころ好きになった男の子は幼稚園の頃から幼馴染の恋人がいたし、


私は男の子に相手がいることを承知でその人に憧れました。小学生のころ好きになった男の子は、隣の席にいるカオルちゃんが好きで、おしっこをもらしてしまったときに

家まで送ってくれて、パンツをはき返させてくれて、おでこに「チュッ」としてくれたから、おかあさんのようで好きになったとか…

その話を聞いてますます好きになっちゃった。憧れました。

私もおでこに「ちゅっ」て、してあげられる恋人ほしいなって。

中学生のころ好きになった男の子は、幼稚園の頃からの幼馴染でいつも一緒にいます。

机も隣同士で、クラブ活動も卓球クラブで一緒にやっている。

対の二人って感じで、あこがれました。ある時にその二人の会話で

「しょうがないなー」

って、男の子のほうが、女の子に言っていた。

私は気絶しそうな気持で、過去に戻って行った。私もそういえば、5歳の頃

4才の男の子と遊んで付きあっていた。仲良しだったし、お風呂も一緒に貼ってたり、泊りに行ったり、ご飯も一緒に食べたりしていた。

その子の口癖が、いつも

「しょうがないなー」

って、私に言うのを思い出した。

わたしだって、幼稚園の頃からの幼馴染がいたんだよね。

でも、引っ越しちゃってからは合えなくなっちゃったし、それ以来はそんなに仲良しの男の子はできなかった。

その子の事好きだった?

うん、お友達として好きだったな。恋はしていなかったな。

それ以来は、とにかく私が好きになる人は相手がいて、エピソードに憧れて、

その人を好きだと思ったという事がほとんどだった。

付き合っていないし、憧れで、片思いばかりでした。

中学生の頃、あいざきしんやのレコード買って、よく聞いていたけど、

その歌に出て来るような色々な人と付き合って相手を惑わすような子では私はなかったと思います。

歌は妄想の範疇ですもの。

その歌の内容が少しだけ現実化したのは、最近の派遣会社に勤めてから、あっちに働きに行ったり、こっちに働きに行ったりしたときに、

辛いけど、この歌聞いていると、何気に妄想の世界で楽しい気分になるなと思えて、再びこの歌ばかりを聞いていました。

派遣会社の事務員さんの声が、あいざきしんやの話し方に少し似ている人がいて、

楽しかった。お気に入りの事務員さんでした。

毎日違うところに働きに行くのは大変で辛かったけど、妄想の世界を作り出すと、

アッというまに、楽しい世界と変貌していきました。

妄想の仮想空間ですよ。自分だけの。





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