Nicotto Town



山椒の乱

母はちょっとした山に登る癖があり・・登山というレベルでは無く出先でちょこっと登れそうな低い山を見つけると登りたがり山登りが大嫌いな私も父も付き合わされていた。

そういう山に小さな山椒の木がありまして葉っぱを叩くと山椒の香りが・・

すると母・・

母:山椒やんこれ!お父さん持って帰ろ!抜いてはよ!
父:あかんあかん!山は皆持ち主がおるんやから!

山椒の木ってトゲトゲ凄いしそもそも引っこ抜けへんやろ?と思うが・・
人様の山の物ならばそれは泥棒や。
父が手を貸さなかったので山椒は諦めた母ですが家に帰ってから荒れ狂います・・

母:山椒あったのに・・んもう!お父さんてほんまあかんたれ!皆そうやって賢くやっとるのにほんっまクソの役にも立たん!最低!バーカ!

まだ小さかった私の前で道徳無視の持論を喚き散らす母・・・
私が考えても父が言う事の方が正しいと思った。

母よくあったのよ・・車で出かけて道端に自分の好きな花が咲いていると車を停めろ!と喚き父が「ここは停めれない」と言うとさっきの様に怒り狂います。
タケノコバージョンもあります・・人様の竹藪からひょっこりタケノコが見えていると「取りたい!!取りたぁぁい!」と喚き父が「人の竹藪やからあかん」て言うと「あかんたれ!役立たず!クズ!」とののしり倒していた。

山椒の木もタケノコも買えよ・・・




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