Nicotto Town



夏ってやつは


永遠に戻れない憧れを想起させる夏


日焼け止めなんて要らない夏


クーラーをガンガンつけてキンキンに冷えた寝室で布団を被る夏


赤紫色の夕暮れのコンビニ前でアイスを食べる夏


親が神社に通っていたのを頻繁について行っていた夏



少しひんやりしててサラサラとした触り心地の夏用ベッドシーツの上で眠る夏夜


制服のスカートをうちわ代わりにしてた夏


化粧を知らない夏


蚊取り線香の香るおばあちゃんの家で、半袖短パンでだらだらとアイスを食べた「気がする」謎の、そしてきっと経験にない記憶が蘇る夏


あの頃には戻れないと現実を突きつけてくる夏


あの頃を青春だったと思うように、未来から見ると今もきっと青春なのに、自分の人生を第三者視点から客観視してしまう感覚があってつらい夏


普段生活をしてて、偶に「青春だなあ」と思うことがあるが、同時にそう思ってしまう自分が胡散臭くて、青春へのコンプレックスを抱き続けてるかのような己に嫌悪を感じる夏


青空を見て、雲の形が何に似てるかをずっと喋っていた下校時間を思い出す夏





恐らく私は、夏になるとあの頃の少女に戻りたくなるのだろう
何のしがらみもなく、ただその時カブトムシを捕まえることに必死だった頃の私に
今の自分は「どうせ誰も見ないなら化粧なんてしない」とはならないだろう。外出時は、外出時にふさわしい顔に化粧しないと、私自身が納得できないから。…こんなことを考えもしなかったあの頃に戻りたいのだろう



夏は、ノスタルジックな気持ちにさせてくれるので1番大好きだけど、切ない気持ちになる



学部生時代は、いわゆる「大学生っぽいこと」を真似るようにして行うことに対してずっと違和感があった。
流れで楽しい出来事が起こるのではなく、意図的に「世間的に楽しいとされてるもの」をなぞらえて行うことに、心の隅っこの気持ち悪さが拭えなかった。インスタグラムなど私にとってはその最たる愚の骨頂である。インスタに投稿するためにどこかへ行く・可愛い自撮りを撮る、など、専ら反吐が出る。と言いつつ今これを書いてる自分は同じようなものだし、インスタもやっている。定期的にインスタの存在がキモくなる。

今の大学院に進学するまでは、自分の意見や思考を封じ込んでいた。こんな時代には、八方美人的当たり障りのない平和思想しか許されないから。だが、この学校へ来て、思ったことは言ってもいいという事を知った。もちろん限度はあるが、←とか但し書かなきゃ行けない今世が気持ち悪いが、個人の考えを発することは、「そういう人なんだ」と認識され、生きやすくなる。私はそんな友人を見て羨ましいと思う。一方私はずっと俳優のように演技して、苦しいときがある。発する言葉の選択は知性である。

便利な時代に、不便なことをして もがきたい。
他人からの承認や評価など忘れて、自分に集中したい。スマホなんて要らない世界がいい。誰も見てないからいいや、と心の底から思いたい。
複雑化した思考は、眠ることで忘れさせようとするんじゃなくて、どうか個人の思想が認められる世の中になりますように。

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2024/06/29 21:34
自然の中で 育てたもの食べて 自由に過ごすのが一番
変に考えなくていい世界のが 楽だよ
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2024/06/27 05:11
最近の夏は暑すぎるんですが、それでも夏が終わり頃なると寂しくなるの何ででしょうねw実は夏好きなのかも

自分の意見を言いにくい時代ですよね、でも自分がそうしてるだけなんだろうなぁ。
最近HSP(繊細さん)の動画などを見るんですが、頑張って自分の意見を10分の1でも言った方が生きやすいって言ってたので頑張ろうと思いますw



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