カニカヤさん?
- カテゴリ:日記
- 2024/06/26 01:11:55
昨日、家を出たら隣の家の前にNTTの人がいて、声をかけられた。
NTTの人「お隣のカニカヤさんは…」
隣の家と電話で連絡がつかなくて、訪ねて来たらしい。
実際に住んでいる人がいるのかどうか聞かれた(2人いる)
それにしても、「カニカヤさん」て…
「カニカヤ」というのは、うちの地域に伝わる節分の厄除け。
イワシの頭や柊などを掲げる代わりに、
「カニ
カヤ」と2行に書いた小さな紙を戸口に張る。
うちではやらないけど、縁起担ぎの古い家では今でもやっている。
母屋だけでなく、農家だと牛小屋の入口にも張ったりする。
柊と違って、1年中、張りっぱなし。
NTTの人はそれを見て、表札だと思ったらしい。
外から来た若い人だと、勘違いするのも無理ないか…
カヤは植物の萱・茅(ススキ)のことですね。
ススキは葉先がとがっているし、葉の縁にギザギザがあって、
うっかり触ると手を切るので、「手切草」という呼び名もあるそうです。
(私も小さい頃に川原のススキで手を切った記憶があります)
実は、お隣の名字は「〇屋」なんです。
それを「カニカヤ」って読むと思ったのかも…
お隣の「カニカヤ」は普通より大きな紙に大きな字で書いてあります。
「カニカヤ」の紙がそこら中の家に張ってあれば、表札とは思わないでしょうけど、
今はあまり張ってある家がないから、分からなかったのだと思います。
ちなみに、お隣は「カニカヤ」なんて張ってなくてもイタい人たちで、
うちを含め、ご近所との付き合いはまったくありません。
火事でも起きない限りは一切関わらない関係です。
小さな紙を表札と思ったんですね。
NTTも、固定電話が少なくなったし、空家も多いので、いろいろ
悩んでいそうですね。
旅行で行った所では、一年中注連縄風の物を飾ってありました。
しかし、お名前確認して訪ねて来たのでしょうに…。なんで?
そういう風習があるんですね。知りませんでした。( ・_・;)。
いや、でも小さい紙だと表札とは思わないかなぁ??
蟹と、萱でしょうか?イワシの頭よりは蟹のハサミの方がなんか厄を切ってくれそうですね。
萱は……なんだろう。いや、もしかすると蚊帳?