1846番:ペルル嬢(18)
- カテゴリ:日記
- 2024/06/19 06:19:04
ペルル嬢(18)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant
—————————【18】——————————————————
Jamais l' idée ne me viendrait de faire attention ou
de faire la cour aux demoiselles Chantal;
——————————(訳)—————————————————
私はこの二人のシャンタルお嬢様に気を配ったり、ご機
嫌取りをしたりするような気などさらさら持ち合わせて
いませんでした:
——————————《語句》—————————————————
viendrait:(条現3単) <venir (自) (考えなどが)浮かぶ
faire attention à...:~に気を配る、に注意する、用心する
faire la cour à...:~のご機嫌をとる
—————————≪訳本では≫———————————————
『ペルル嬢』の訳本は2冊もっています.それぞれ
①「モーパッサン全集(11)」
②「モーパッサン短篇集」
で、せっかくですから今回の箇所をご紹介いたします.
①「モーパッサン全集(11)」の訳
シャンタルのお嬢さんたちに眼をつけたり、ご機嫌をと
ったりしようなどという考えが、私に湧いて来ることは
決してないだろうと思う.
②「モーパッサン短篇集」
シャンタル家のお嬢さんたちに、目をつけるとか、言い
寄るなど、私にとっては思いもよらないことだ.
つまり、この物語の語り手は男性だということがわかり
ました.ですので、私の訳文は訂正しなければなりませ
んが、それは、また後日、訂正に戻って参ります.とり
あえずは、テキストからだけの情報ということで訳しま
す.