つまり、我慢するにしてはあまりに長すぎるし、意味があるものにするにしては短すぎる。

でもそれは神様のせいじゃなくて世の中の作りのせいだ。

いつでもやり直せるというけれど、やりなおすには、目指して、努力して、過ちに気付いて、新たに目標を立て直すっていうプロセスが必要でそんなの難しすぎる。

だとすると、私を三人にしちゃうっていうのはどうだろう。割っちゃうの。

一人は、本当に自由奔放に生きてもらおう。絵か何か描いていてもらおう。二人目には私の病気を全部肩代わりしてもらおう。これは差別じゃないよ。私にとっては病気こそ私って思いが確実にあるし、私は病気そのものの私も結構好きなんだ。だから、二人目にこそ一番の愛情があるって言っても過言ではないよ。三人目は、義務を果たしてもらおう、労働や資産運用について考えてもらう。これも、別に三人目に愛情をかけていないわけじゃない。義務でできた世界もなかなか面白かった。学問も、難儀な人というのも、

今気が付いた。三人では足りない。四人目がいる。四人目には、人間とのつながりみたいなことを担ってもらおう。人を信じたり愛したりするのだ。そういったことって価値があるらしいし。

二人目だけの人生も、三人目だけの人生も私にとってはかなり価値があるんだけど、外から見たらきっとみすぼらしいんだろうな。でも、それはまったくもって大した話じゃない。

とはいえ、人生は短くて長すぎるのだ。四人同時に走らせでもしないと。どうしよう。（嘘日記）