知っている人は知っていると思いますが、私は事務職（1オペ）をしていて、毎日何時間も椅子に座ってなくてはなりません。

そんなこと何年も続けていけば、腰も悪くなりますし、、アレも、、

アレとは、ある日、お尻から血が出たことがありました。

めっちゃヘコんだのですが、、
（こういうのは早期発見、早期治療が基本だ）
と自分に言い聞かせ、お尻を拭いたその手でgoogleで「痔」「病院」で検索し、近所の病院に専門科が無かったので、そのときは街の肛門科に行ってきました。

で、名前を呼ばれて行くと

診察室が殺風景で、何とも言えない嫌な予感がしたんですけど、ナースの人に

「ズボン降ろして横になって下さい」

って言われたもんですから、焦ってズボン降ろしたら

「全部降ろさなくていいです」

とか注意されて完全にテンパッて、なすがままにベッドに横たわり、そしたら医師の人がゴム手袋した手で、私の大事な部分をグリグリとしてきたわけなんですけど、そこまでは、全然耐えられたというか、

「この医師はどうして国家試験を経て『肛門』を選んだのかな……」

とか考える余裕まであったんですけど、ただ、その後、突然

「カメラ入れますね～」

と言われて、お尻にグリグリと入れられたんですけど、目の前の巨大モニターに

私のア○ルの拡大図が映し出されたんですよね。

もうね、吸い込まれるかと思いました。

自分のア○ルに自分が吸い込まれるかと思いました。

それくらい大きかった。広がっていた。

そして、そこには、もう、映ってるわけですよ。

いくら「一刻日記」が下ネタ日記だからといって、さすがにここは自主規制入れさせて頂きますが、

私の口から言えるのは、

オール、映ってた。

本来、暗闇の中にあるべきものすべてが、完璧に映し出されてた。

「恥ずかしい」＝「おいしい」と教えられてきた半生でしたが、

この時ばかりは、「おいしい」どころか「まずい」、いや、肛門科だけに「クソまずい」まであり、そんな恥ずかしさがこの世界には存在したのです。

もちろん、医師の言うことなんて聞いてられないですよ。

自分の巨大ア○ルを前にして誰がアナリストでいられるかって話です。

初潮を迎えた少女のように、顔を真っ赤にしてうつむいていることしかできませんでした。

しかも診断では「軽い切れ痔」だったはずなのに、なぜか薬をめっちゃ出されました。

しばらくの間、この小さなミサイルのような軟膏に
恥ずかしめらという話です。

おしまい。