Nicotto Town



重賞展望


ダービーが終わって今週末からは2歳戦も始まって競馬界では新年度といった感じ。重賞は安田記念と鳴尾記念の2つ。

【安田記念】過去5年の前後半3Fを比較すると20年こそ0秒1の前傾ラップになってるけどそれ以外の4年は0秒4~1秒1の後傾とややスローで中盤の2Fも23秒前後とそこまでペースは上がってへん印象。以前は前半から速い流れになってもある程度好位~中団で流れに乗る必要がある千四寄りのレースやった印象やけどここ数年はそこまでペースは上がってなくても外差しが決まって末脚重視になりつつあるんかなと。この辺りはダービーにも共通してる点で血統も以前はスピード型ノーザンダンサー系の血がやたら目立ったけど近年は主流血統や欧州血統も普通に好走出来る。

ソウルラッシュは使える上がりに限界のあるパワータイプで道悪や消耗戦でこそ輝く馬。実際22年の安田記念は自身上がり33秒3で13着、マイルCSは33秒7で4着。23年も安田記念は33秒6で9着でマイルCS33秒6で2着。より決め手が求められる安田記念で好走出来てへんのは偶然ではない。ここ2年マイル路線を引っ張ってきたシュネルマイスターやソングライン、ソダシらが引退してレベルが低下した分好走の可能性はあるけど基本的には高速馬場なら押さえまでで道悪なら評価を上げるで良いかなと。前走マイラーズCでソウルラッシュの2着やったセリフォスはダイワメジャー産駒らしからぬ決め手の使える馬で安田記念では22年4着、23年2着といずれもソウルラッシュには大きく先着。掛かる面があるからか内枠なら出して行けるけど外枠やと去年のマイルCSみたいに前に馬を置けずに終始力んだ形になる可能性があるから後ろからのほうが良さそう。ナミュールは前走VMは久々に派手に出遅れて直線でも広いところに出せずに不完全燃焼。不器用で小脚を使えへんからどうしても外を回してこそやし去年のVMや安田記念みたいに不利も受けやすく出し切れずに終わることも多いのがね。ここも能力や適性は何の問題もないねんけど。パラレルヴィジョンは前走ダービー卿CTはテンの3F35秒5で中山マイルとは思えへんようなスローやったのにエエヤンの単騎の楽逃げという異常な展開。番手につけたこの馬も恩恵を受けたクチでメンバーレベルも低かったから評価はしにくい。それ以前のパフォーマンスも流石にGⅠで通用するほどのものではなかったし買いにくい。面白いのはガイアフォース。大跳びでギアチェンジが苦手。ワンターンの高速馬場+締まった流れがベスト条件。フェブラリーS後に軽度の骨折があって状態面は気になるけど去年のこのレースは直線進路を探しながらになる場面がありながらの4着で2着のセリフォスとはタイム差なし。今年のメンバーなら普通に主役級の力はある。去年6着のレッドモンレーヴも人気がないなら押さえておいても良いかなと。どうしても千六では千四ほどの脚が使えへんからベストは千四なんやろうしだからといって内をせこく立ち回れるタイプでもないけど、大箱ワンターン+高速馬場自体は合うし展開がハマればというところ。香港勢は正直高速府中のマイルで高速決着になってどうかは未知。特にロマンチックウォリアーは洋芝二千をメインにしてきただけに。一応マイルでもゴールデンシックスティの2着したことはあるけど。ヴォイッジバブルは去年の香港マイルでナミュールやソウルラッシュ、セリフォスに先着してる分マイル適性の裏付けはあるけどこれも高速決着になった時にどうかは未知。個人的には人気がないというだけで後者の方が魅力的に映るw





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.