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イシダイ

ニコットおみくじ(2024-05-25の運勢)

おみくじ

こんにちは!高気圧に覆われて九州から北海道まで広く晴れるが、

午後は関東甲信や東海の一部でにわか雨。
沖縄は雨のち曇り。
気温は平年並みか高い。

【イシダイ】 石鯛 Oplegnathus fasciatus
          (Temminck and Schlegel,1844)

          parrot fish

☆スズキ目イシダイ科に属する魚の一種です。

<概要>

〇生態・特徴

若いイシダイにはくっきりと縞模様が入っています。

「シマダイ」や「サンバソウ」とも呼ばれ、
老成魚になると口の周りが黒くなることから「クチグロ」ともいわれています。

成魚は全長約50cmですが、
稀に全長70cm、体重7kgを超えるものが漁獲されることもあります。

頭は小さくて口元は少し膨らみ、上下の顎には頑丈な歯が並んでいます。

北海道以南の日本海沿岸や太平洋沿岸、瀬戸内海、
伊豆諸島から琉球列島、朝鮮半島南部から中国沿岸、
台湾まで分布し、西日本沿岸で個体数が多いです。

よく釣れる水温は18~24℃で極度の高温や低温は好みません。
暖流に面した浅い岩礁域に生息し、
成魚は海底の岩陰や洞窟に潜(ひそ)んだり、
海底付近を泳ぎ回ることもあります。

稚魚は流れ藻に着いて表層を漂い、
全長が約3~4cmになると底生生活へ移行します。

魚類にしては好奇心が強く、
海水浴場でも人に近寄ってきたり、人が近づいてきても逃げないこともあります。

食性は肉食性で磯に付着する貝類や甲殻類、
棘皮(きょくひ)動物「海胆(うに)」等を、頑丈な顎で噛み砕いて食します。

高級魚として扱われるイシダイですが、少ないですが養殖もあります。

@イシダイの養殖について

 小笠原におけるイシダイの養殖の可能性からですが、
 種苗生産したイシダイの稚魚を2年間養成しました。

 ・全長:約33cm

 ・体重:789g

 このように成長して、商品サイズに達しました。

 ・生残率 :99、1%

 ・増肉単価:786円

 この結果から小笠原諸島における本種の養殖は、
 十分利益が得られることが分かりました。

 又、当地において本種は全国で初めて孵化後、
 1年で産卵することも分かりました。

 □背景・狙い

 イシダイは小笠原において遊漁の対象種として重要な資源です。

 全国各地の市場では500g以上の養殖物の活魚が高価格で取引されています。
 
 本土では水温が低く、商品サイズに達するまで3年以上を要します。
 さらに病気の発生により、近年は本種の養殖は低迷しています。

 小笠原海域では周年に渡り、清浄で暖かい海水が得られる為、
 短期間で高成長が期待出来ます。
 そして、病気も発祥していない為、
 養殖対象種として有望な魚種と考えられます。
 そこで、自家生産しましたイシダイ稚魚を2年間養成し、
 養殖対象種としての可能性を検討しました。

 ■成果の内容・特徴

 ●平成20年4月に種苗生産した稚魚を用い、平成22年3月までの2年間、
  二見(ふたみ)漁港に設置した亀甲網生簀(きっこうもういけす)で、
  マダイ用配合飼料を給餌して養殖試験を行いました。

 ●本種は孵化後1年で平均全長25、2cm、平均体重は391gです。
  孵化後2年で平均全長が33、1cm、平均体重は789gに成長しました。
  2年間の生残率は99、2%です。
 
 ●増肉係数(魚体を1kg増重させるのに必要な飼料のkg数)は、
  孵化後1年までが1、78kgでしたが、孵化後2年は3、48kgとなり、
  効率が悪くなってしまいました。
  その理由としましては本種は満1年で成熟しました為、
  産卵期間中(平成21年4月から7月)の成長が、
  成長した為であると考えられました。

 ●増肉単価(魚体を1kg増重させる為に必要な飼育費)は、
  孵化後1年までが406円で孵化後2年までは786円でした。

  一般に養殖収入に対する飼料費は50%以下が望ましいとされていますので、
  今回の増肉単価から魚価が1572円以上でありますならば、
  養殖経営が成り立つと考えられます。

  平成22年の築地市場における本種の活魚価格は平均2307円でしたので、
  本種は十分利益が得られると考えられました。

 ●本土への活魚出荷は定期客船や定期貨物船を利用しますので、
  輸送にかかる経費は大幅に削減出来ます。

 ●一方で平成21年度3月に生産した稚魚を、
  1年間養成した1年魚42尾(平均全長26、6cm、平均体重401g)を
  用いて採卵を試みました結果ですが、
  平成22年4月から7月までに71日間産卵がみられ、
  自然産卵によりまして良質の受精卵を大量に得ることが出来ました。

  これまでの他所でのイシダイの産卵は満2年魚以降ですので、
  小笠原における満1年魚からの産卵は全国で初めてです。

 ■成果の活用と反映

 本種は本土海域より短い2年間の養成で商品サイズに達しますので、
 コストパフォーマンスに優れた養殖が可能であることが分かりました。

 満1歳での成熟は養殖対象種としては成長の停滞が懸念されますが、
 親魚養成の観点からは養成期間の短縮や、
 育種による優良親魚作出等の利点があります。

 〔イシダイ満1歳魚の産卵結果〕

  産卵期間 :4月12日~7月31日

  産卵日数 :71日間

  産卵水温 :22、0~27、7℃

  総採卵数 :11307(千粒)

  日間採卵数:4~1217(千粒)

  浮上卵率 :0~86、7%

  孵化率  :65~100%

  卵径   :0、769~0、851mm

  油球径  :0、181~0、202mm

〇旬の時期

イシダイは通年漁獲されますが、磯釣りのシーズンですと、
春ののっこみと呼ばれる時期と秋の時期にかけてとされています。

@産卵期

 4~7月で多くのイシダイは、3歳で成熟します。

@味覚時期

 食し手美味しい旬の時期は諸説ありまして、
 夏が旬とされることもあります。

 産卵して間が無い夏よりは、秋から冬にかけての方が脂がのっています。

 冬は流通量が少ない時期です。

 春が旬となっていますが、9~1月の晩秋の寒い時期からが旬となっています。

問題 イシダイが獲れる北海道の産地は奥尻島といわれています。

   イシダイの良型は冬場にどの場所で越冬するのかを教えてください。

1、深い所

2、浅い所

3、回遊しながら

ヒント・・・〇松江漁港のテトラポット

      北海道奥尻郡奥尻町松江にあります

      目的は海岸の浸食を抑える役割で配置されています。
     
      戦後に日本全土で多くのダムが建設されまして、
      これにより河川から海岸線への土砂の流出が減少しました。
      土砂が少なくなりますと、海岸の浸食が進みます為、
      消波ブロックが必要になりました。

      海岸を守るだけではなく、その安定した構造が生物にとりまして、
      生息場所を提供することもあります。
      
      松江漁港は釣り場全体が根が粗いです。
      港内で最も大きな「東防波堤」には、
      ホッケ、アブラコ、クロガシラガレイ等が生息しています。
      釣りの場合は遠投が必要で60m以上のキャストが望ましいです。

お分かりの方は数字もしくはイシダイの越冬する場所をよろしくお願いします。

     


 







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