Nicotto Town



小話コーデ・最終回

展望・にこ山:キラキラ

もらったステキコーデ♪:17

・これまでのお話

 雨に浮かれて 川辺で遊んでいる所を拉致られたカエル君

 蓮池に連れていかれたので
 池の中の仲間に助けを求めました。

 するとカエルたちは 一斉に飛び出し、体当たり攻撃。

 たまらず 少女は カエルをつかんでいた手を離しました。

・今回のお話

 少女から解放されたカエルは すかさず 蓮池に飛び込んで逃げました。

 そして みんなで 一斉に抗議の声を上げました。

 ゲロッ ゲロッ ゲロゲ~ロ

 がこがこ グワァッ グワッ

 ウシガエルまでやってきて ゴー ゴーうなります。

あまりの騒音にたまりかね、少女は家に帰り
 お詫びのスイーツを持って 謝りに来ました。

「カエルさん ごめんなさい。

 もう2度と 捕まえたりしません」

「あのなぁ 捕まえるのも論外やけど
 一番の問題はなぁ

 わしの腕をひっつかんでぶら下げて歩いたことや。

 ほんま 腕 ちぎれるかと思ったわ。

 わしらと 仲良うしたいんやったら

 せめて わしらの前にそっと掌を差し出して
 わしらが あんたの掌に載ったら
 そのまま そっと 掌にのせたまま ゆっくり歩くぐらいに
 しといてーや」

「はい。」

というわけで 少女は 2度とカエルに近づかなくなりました。

(だって 掌にカエルを載せるなんて気持ち悪いもん)


カエルたち
 A:あの子 あれ以来 わしらに近づかんようになったなぁ

 B:やっぱり わしを面白半分に捕まえて ぶら下げて歩いてただけやったんやなぁ

 ウシガエル:
   所詮、人間なんて わしらを食用やとしかおもてへん

 B:決めた! わし これ彼から体の表面に毒出したる!

というわけで、少女にぶら下げられたカエルは 毒カエルに進化したそうな。
  

 





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