記憶にございません!
- カテゴリ:映画
- 2024/05/08 21:46:30
タイトルだけ見れば政治への風刺だしそれも込みなんでしょうが、
全体の主題としてはやり直そうとする人への応援歌であり
心を入れ替えた人へ冷笑的な態度をとる第三者へのアンチテーゼを感じました。
やり直しを決意した人でも再起が難しい話は現実にもたくさんある分、
総理の刷新に前向きな番場さんの明るさが嬉しかったです。
それまでの自分とは別人格となった最低最悪内閣総理大臣が
新しい人格のもと政治や家庭内不和を優秀な部下と共に解決し、
本来の人格を取り戻しても心を入れ替え国民や家族、ライバル政治家と向き合う……
という筋書きは私の大好きな「民王」とそっくりなんですが、ポジティブになれる
この作品も好きです。
ストーリー
病院のベッドで目が覚めた男には一切の記憶がなかった。病院を抜け出し、ニュースを見れば演説中に投石を受けて病院に運ばれている首相=自分が映っていた。男は部下らしき男に官邸に連れて行かれ……。国民どころか自身の家族にも記憶喪失を伏せる中、総理の改革が始まる。
有体ですけど、家の政すらどうこうできぬ男に国は任せられない!
ってことで、「ここから」の話だと受け止めてます。
ご紹介いただいた映画もアップされれば見る所存です!
とりあえず今は清須会議で三谷イズムを勉強中。
わたくしも、実は笑いの大学までしか見ていなかったので、あんまり色々言えないのですが。。。
とりあえず、12人の優しい日本人、ラヂオの時間、みんなのいえ、笑の大学、ここまで観たらよいかと思います。三谷幸喜のエッセンスは、全部ここに入ってます。
その上で、記憶にございません!を評価したら良いと思います。
三谷幸喜初心者なので彼の持ち味がどれほど生かされているか
断言できないのですが、私は面白かったです。
そうか、見てみるか。
三谷幸喜さん、良いですよね。