ミーガン(M3GAN)を見てみた
- カテゴリ:映画
- 2024/05/01 19:24:35
※一部本編の内容に触れているのでご容赦ください
呪いのお仕事、看護研究が一段落し(終わってはいない)つかの間の休息中。
今回は前々から気になっていたミーガンという映画を見てみました。職場の人から「可愛らしいけどどっちかというとホラーっぽいよ」と言う話を聞いてて元々気になっていたのですが、いつもの億劫が発病して見ずじまいでした。
「そういえば見てなかったなぁ・・・。」と思いまして、レンタルのストリーミング配信でいざ視聴。
最初から主人公(ジェマ)とその姪(ケイディ)の環境は中々複雑でこじれており、幸先不安でした。そこに人口AIのミーガンが作られ、最初は良かったけれど・・・的なお話ですね。
ホラー的な要素も確かにありわりかし出血率も高いし、人工AIならではの獲物の追い込み方とかが目立っていましたね。ただ、それだけでなく、子どもの悲しさ、寂しさには大人はどう向き合っていったらいいのか、その穴を人工AIに埋めることができるのか、埋めさせていくとどうなってしまうのか・・・等も考えさせられるシーンがありました。正直言うと、私はホラーは嫌いな部類なのですが、こういう倫理観を問うような話(悪く言うと説教臭い話)は好きで全編通して面白かったです。見てよかったと思いました。
ただ、個人的には最後の終わり方は不満。だいたいAIが暴走する話というのは、AIが人の醜い部分を学習しそこから暴走する・・・というのが鉄板です。で、大体そういう映画って人工AIの方に救いがないんですよね。結局最終的には主人公と姪は前向きになったのですが、「醜いことを学んでいるのであれば、美しいことも学んでいるのでは?」とも思い、AIにほんのちょっとでいいですから、慈しみや優しさの片鱗が見れるような終わり方にしてほしかったなぁとは思います。私がロマンチストなんですかね?
不満を持っているところは完全に好みの問題でもありますしね。ジャンルとしてもホラーなので、最終的な流れと結末はしっかりホラーしていたんですよね。ホラー好きな人はこの映画の様な結末のほうがしっくり来るかも?
「醜いことを学んでいるのであれば、美しいことも学んでいるのでは?」その考え方、わかりますよ~。
結局は視点・論点だったりもするのかなぁ。